友達に借りパクされちゃった、あのゲーム。もし何十年ぶりに再会できたとしたら…。
👉名前入りゲームソフトを持ち主に返したい #平成の残りはこれに捧げるhttps://t.co/cHLmJjcu5i pic.twitter.com/A0vSCY7udp
— BuzzFeed Japan (@BuzzFeedJapan) 2018年7月25日
テレビを見ていたら名前が書かれたファミコンのカセット。
これをなんと持ち主の下に戻すという大変面白いことをしている人がテレビに出てた。
考えもしなかったわ、持ち主に返すだなんて。
そもそもなぜファミコンのカセットに名前を書いていたのか
ファミコンのソフトは大体5000円ぐらい。
(ちなみにスーパーマリオブラザーズは4900円)
当時は今のように安売りのお店と言うのはなくて「メーカー希望小売価格」っていうのが設定されててそのままの値段で売っているお店がほとんどだった。
小学生にとって5000円って言うのは高価で、お年玉と誕生日ぐらいしか買えないのが普通だった。
まあ年に2本ってところかな。
2018年の今だと1本のゲームをやりこめば100時間とかできるけど、ファミコンの特に初期のゲームって言うのは難易度を上げることでプレー時間を引き延ばしていた。
つまり1面、2面を何度も繰り返してプレーして、上手くなったらクリアできるみたいな感じ。
となると、同じところをずーっとやってるわけなのでどうしても飽きがでてくる。
それでも年に2本しか買えない。
そこで誰しも思い立ったのが「ソフトを貸し借りする」だった。
名前を書かないと借りパクされる
ソフトを貸すと返してもらえないっていうのが多発。
恐らく僕の周りだけじゃなくてみんなそうだったはず。
そこで思いついたのが「ソフトにネームペンで名前を書く」だった。
ファミコンのソフトも数が増えてくると、誰に借りたか分からなくなってくる。
小学生がいちいちメモで残すなんて事はあまりしないだろう。
そこでカセットに名前を書くというのが流行っていった。
流行っていったというか親に書かされたが正解か。
ただし、名前入りでもカセットは消えていく
ただ、名前を書いたからと言って手元から消えないわけじゃない。
気がついたら自分のカセットが消えてるって言うのはザラだった。
今考えたら完全に泥棒なんだけど、友達がうちに来たときにカセットをこっそりパクるっていう経験をしたことがある。
「借りパク」でさえない。
パクられてるわけで。
ある日、別の友達に「○○んちにあのカセットあったけど、あれお前のんちゃうん」とかって話を聞いて、向こうの家に行ったことがある。
家に行くと本人はいなくて、その子のお母さんが「今日はおらんのよーごめんねー」みたいに言われて門前払い。
それが何日か続いて、自分の母親にその話をしたところ「お母さん明日着いていったるわ」ということになり母親と向かうことになった。
母親がその子のお母さんに事情を話すと、どうやら居留守だったようで奥からめちゃくちゃ怒鳴り声が聞こえてきて「ごめん」って言いながらカセット持ってきた。
ファミコンのカセットにはみんな色んな思い出がある。
持ち主に返すっていうのはその人の思い出を掘り起こすことでもあるよなあ。
すごいなあと思うわー。
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