NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の「あんこのおまじない」が好きなんですよね。
おまじないというか、料理全般に言えることだよなあと思うんですよ。
小豆の声を聞け、時計に頼るな、目を離すな、何をしてほしいか小豆が教えてくれる。
食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべぇ。
おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。
その気持ちが小豆に乗り移る。
うんとおいしゅうなってくれる。
甘ぇあんこができあがる。
闇市で見かけた小豆は一合30円。
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) November 30, 2021
小さいサツマイモはひとつ3円。
安子ちゃん、サツマイモでアメを作ります。
おいしゅうなれ、おいしゅうなれ…#上白石萌音 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/C5WmJuxM7C
ぼくは元々、自分は料理が下手だと思っていたんですね。
でも最近ってYoutubeなんかで簡単にプロの調理中の動画が見れたりするじゃないですか。
プロの方って食材を本当によく見ていて、なぜこの野菜はこれくらい火を通すのかとか、お肉はなんでこのサイズに切るのかとか細かく教えてくれるんですね。
レシピなら10分煮るっていうやつでも「もう少しだけ煮詰めた方がいいな」とか言いながら調整したりとか、レシピって目安だし食材によってそら作り方変えないとダメだよなあと動画を見て気付きました。
そういうのを考えながら作ってたら少しずつ美味しい料理を作れるようになってきました。
「小豆の声を聞け」っていうけど、食材のどれも声を聞かないと駄目なんだよなあとこのおまじないを聞いて思ったんですよね。
あと「食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべぇ」もほんとにそう。
食べる人の事を考えながら作ると下ごしらえから何から作り方が丁寧になる。
そしたら味に繋がっていく。
料理は愛情っていうけど、ほんとに心を込めて作ったものって味につながっていくよなあと思います。
カムカムエヴリバディはこのあんこのおまじないを通じて安子、るい、ひなたの三世代が繋がっていく話。
料理を通じて次の世代に想いが伝わっていく感じ、ほんと見てて幸せな気分になります。