みっきぃ(@iwtpg)です。
『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』をクリアしましたが、アクションRPGのドラクエとしてめちゃ面白かったので感想と紹介をまとめてみました。
これから買おうと思っている方や、どんなゲームか気になるっていう方向けに極力ネタバレ無しで紹介していきます。
ドラゴンクエストビルダーズ2はドラクエ2の世界観がテーマになっていて、ドラクエ2をプレーしたことがある人なら見たこと、聞いたことのある単語でいっぱいです。
そもそもタイトルの『破壊神シドーとからっぽの島』からして、ドラクエ2のボスであるシドーの名前が使われています。
しかもそのシドー。
ぼくたちが知っているシドーの姿とは似ても似つかない姿なんですけど、最初から主人公と共に行動してくれて冒険を助けてくれます。
最後までプレーしてみるとめちゃくちゃ感動のストーリーで、特にドラクエ2好きの人にはたまらない終わり方です。
難易度はかなり低めで、ストーリー重視のブロックメイク(マイクラみたいなゲーム)要素が入ったアクションRPGです。
自由に街を作る要素もあるんですけど、メインストーリーだけだとほとんどアクションRPGって感じです。
おつかい要素もありますが、テンポよく展開していきますので最後まで飽きずに楽しめるかと思います。
Contents
『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』について
- 発売日:2018年12月20日
- ジャンル:ブロックメイク+アクションRPG
- 難易度:やさしい(ブロックメイクの要素ももCPUキャラが勝手にやってくれたりする)
- クリア時間:40~45時間程度(メインストーリーだけをプレーした場合。自由にブロックメイクし始めるとずっとプレーできる)
- こんな人にお勧め:ドラクエ好き、ドラクエ2をプレーしたことがある、ドラクエのアクションRPGをプレーしてみたい、ドラクエの世界観でブロックメイクしたい
『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』は『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』の続編です。
ビルダーズ1はドラクエ1の世界がテーマで、あの有名な「わしの味方になれば世界の半分をやろう」に対して「はい」と答えてしまったIFの世界の話です。
「はい」と答えてしまったことでドラクエ1の舞台であるアレフガルドが闇堕ちしてしまって、それをビルダーがブロックメイクで元の世界に作り直していく話です。
一方でビルダーズ2はドラクエ2の世界と繋がっているけれども、ビルダーズ1のように明確な説明がされてなくてドラクエ2の世界観っていうのはなんとなく分かるけど、いきなり冒険に出さされる感じです。
モンスターだったりアイテムだったりでドラクエ2らしさを実感していきますが、ビルダーズ1は完全にドラクエ1の世界なんですけど、ビルダーズ2はドラクエ2とは少しズレたというか違和感のある世界になってて、徐々にその謎が解けていきます。
ぼくはクリア時間が40時間ちょっとだったんですけど、最後までいっきにスイスイクリアしてしまいました。
あらすじ
このゲームのキャッチコピーは「世界をつくれ、運命をこわせ」です。
邪教の大神官ハーゴンと破壊神シドーが打ち倒され、
http://www.dragonquest.jp/builders2/story/
しばしの平和が訪れていた。
しかし、世界には「ハーゴン教団」の脅威が再び迫っていた!!
世界の破壊をもくろむハーゴン教団は、
モノづくりのチカラを持つビルダーを敵とみなし、
根絶やしにしようとしていた。
主人公のビルダーはハーゴン教団と言われるドラクエ2のボス「ハーゴン」の思想を受け継ぐモンスターによって捕らわれているところから始まります。
でも船は難破。
何もない「からっぽ島」というところにたどり着くところからストーリーははじまります。
島にたどり着いたのはモモという女の子と、シドーと名乗る少年。
ひとまず休める部屋を作って、食べ物を作ってと物づくりをしはじめるんですけど、島の開拓から別の島に冒険に行き、その島の人たちを救っていくみたいな流れになります。
序盤は体験版でもプレーできるんですけど、プレーしてみると動きもスムーズだし操作説明も分かりやすい。
最初はチュートリアル要素が多くて迷わずにプレーできます。
分かりやすすぎて、もうちょっと不親切でもいいかなと思いますけどねw
発見もゲームの楽しさなので。
主人公とシドー
主人公は男女から選べて見た目や名前も自由です。
ぼくはデフォルトネームとして「ビルド」にして、見た目は初期設定のままでプレーし始めました。
一部女性用の服もありますけど、男を選んでも装備できるし特に男女でプレー制限はないです。
ちなみにドラクエらしく主人公はしゃべりません。
そのビルドと一緒に旅をするのがシドーです。
シドーの印象はただの荒くれもの。
でもドラクエ2の破壊神シドーは見た目からも喋りからも想像できないです。
シドーは物づくりの能力はまったくなくて、戦闘だったり素材集めで壁や木を壊すなどは手伝ってくれます。
アイテムを回収してくれたりと、ビルダーズ1は一人旅でいろいろ面倒な面もありましたけどシドーがいることで素材集めもめっちゃ楽になりました。
シドーは最初は攻撃的な性格で最初はそれこそ破壊ばかりのキャラなんですけど、徐々にビルドのものづくりに興味を持ってきて自分でも何かを作ろうとしたりとか、ビルドと協力してみんなを守るみたいな感じになってきます。
でも話が進むにつれて二人の関係にも変化が訪れてきます。
それからこのビルダーズ2の核心に迫っていくんですけど、これはプレーをしてからの楽しみです。
ビルドとシドーの関係、ほんとうにめちゃくちゃいいんですよね。
いやほんとに。
もう見届けてほしいんですよみんなに。
「破壊と創造」というテーマ
「破壊神シドー」という存在と、ビルダーズという「創造」をうまく組み合わせたテーマがこのゲームの魅力だと思います。
ブロックメイクというゲームシステムで考えても、例えば地面や木などを「破壊」して素材にします。
その素材を元に新しいアイテムや家具を「創造」する。
その破壊と創造を繰り返しながら、人々を救ういろいろなものを作っていくのがこのゲームです。
ストーリー的にも見た目はポップな感じなんですけど、結構シリアスな展開も多いです。
終盤になってくると「破壊」だけじゃなくて「死」や「無」といったものまで話に関わってくるし「絶望」も話しに持ち込んでくるところがドラクエらしいというか。
シドーとビルドがたどり着いた破壊と創造に対する答えをぜひ見てほしいなと思います。
ブロックメイク系だがアクションRPGの要素が強い
ビルダーズ1はブロックメイク要素が強くて、まずはメルキドの街づくりでブロックメイクの基礎を覚えました。
モンスターが町を破壊しに来るので壁を作ったり、徐々に硬い壁を作れるようになったらそれに変えていったりで、タワーディフェンスとまでは言えませんけど防衛の町作りみたいな町の発展を楽しむ感じでした。
モンスターが襲ってきて町を壊されたら自分ひとりでまた元に戻して、住人の要望を聞いて発展させて。
発展するのが楽しくて、修復っていうめんどくささも面白さに変わっていくようなそんなゲームでした。
その要領でビルダーズ2をはじめたんですけど、1と違って敵が町を壊してくるみたいなシーンがすごく少なくて「あれ?これ町の壁いらんくない?」みたいな感じでした。
1は狭い町のエリアの中をしっかり区間整理しないと、発展レベルがうまく上がらないことがあったんですけど、2の場合はざっくりした街づくりでも十分レベルが上がっていきます。
あんまり後先を考えずに作っていっても大体なんとかなるレベルです。
最初にめっちゃ細かく区間整理を考えてプレー始めたからちょっと拍子抜けw
一方でアクションRPGらしい「おつかい」の要素が結構多く「あそこに○○があるから探してきて」とかそういうクエストでモンスターと戦うものが多いです。
さらに町レベルが上がってくると住人もビルダーに代わっていって、素材さえ集めればイベント系の建物は勝手に建ててくれたりします。
ただメインストーリー以外では好きにブロックメイクできる要素が多くて、メインストーリーはアクションRPGで、ブロックメイクしたい人はストーリーとは別のモードでどうぞって感じです。
お使いゲーム感があるのは難易度の低さが関係しているのかもしれない
ビルダーズ2のマイナス意見で「お使いゲーム感が強い」っていうのがあります。
「こんな料理を作って」とか「こんな部屋を作って」みたいなものから「あの素材を手に入れてきて」みたいなものまで。
RPGって基本的にストーリーを進める上で○○を倒せとか、○○を取ってきてみたいなお使い要素が多いですよね。
ロマサガのようなフリーシナリオのゲーム以外は大体はお使いになってしまうと思います。
じゃあなぜビルダーズ2がお使いゲーと呼ばれてしまうのかと言うと、ぼくは親切性の高さと難易度の低さが関係してるんじゃないかなと思っています。
というのも「あそこから○○を取ってきて」と言われたらマップに行き先が分かりやすく目印され「○○を作って」と言われたら素材も分かりやすく教えてくれるし、要はヒントが多すぎて作業間感が出てしまっているのかなって思います。
ビルダーズ1との違い
ビルダーズ1は町にやってくるモンスターが町を破壊しに来るし、何かの素材を集めに行くときも食料とか確保しつつ夜になると強いモンスターが現れるから時間を計算しながら進めつつ、シナリオによっては食材が枯渇してカツカツの状態でストーリーを進めるなど、ぼくには絶妙な難易度調整だったなと感じていました。
それぐらいの難易度をイメージしてビルダーズ2を始めたらめちゃくちゃ簡単w
でもビルダーズ2はシドーという仲間の存在とストーリー性の濃さ。
それと住人がビルダーになって一緒になって町を作ってくれることで、1では作れなかった巨大な建築物も作れるようになりました。
ビルダーズ1をそのままドラクエ2の世界にしたというよりも、ドラクエビルダーズの新しい形を作ろうとしたっていう風に感じています。
もしビルダーズ3が発売されるならドラクエ3の世界になると思うんですけど、ドラクエ3は現実の地球が舞台になっているから世界各国の建造物が作れたりとかして楽しそうかも。
続編が出るたびに新鮮な気持ちでプレーできそうです。
難易度は低く、良くも悪くも便利な要素が多い
ドラクエビルダーズ2は難易度が低めで、ゲームが得意じゃない人でも気軽に楽しめるようなシステムになっています。
ただ1は持ち物の管理だったり、食材集めなどいろいろシビアな面があったんですが、そのシビアさも面白さのひとつ。
2は倉庫がなくてもすべての持ち物を常に持ち歩けるし、武器の耐久度もないから武器や持ち物の管理もあまり気にしなくていいし、回復アイテムも1と比べるとめちゃくちゃ手に入れやすいです。
この難易度の低さと便利すぎるシステムは「良くも悪くも便利な要素」って表現するのにぴったりかなと思います。
まずは体験版からどうぞ
ドラゴンクエストビルダーズ2はセーブデータを製品版に引き継げる体験版が配信されています。
大体1時間~2時間ぐらいの内容量で、ストーリー的には本筋が始まる前って感じではありますが、ブロックメイクの要素や敵と戦うアクションRPGの要素は十分楽しめる内容です。
実際にプレーしてみると分かるんですけど、操作性がめちゃくちゃ良くてすいすい操作できます。
キャラクターはデフォルメなキャラクターですけど攻撃も当たりやすく、ブロックメイクするときもすいすいブロックや家具を置けて気持ちいい操作感です。
あとはドラクエシリーズではありますけどスピンオフ作品ではありますので、そのあたりで雰囲気に馴染めるかでしょうか。
やっぱり本筋のドラクエとは出てくるアイテムだったり空気感も代わってきますので。
ちなみに個人的にはもしビルダーズ1をプレーしていないなら、まずはビルダーズ1から入って欲しいなと思います。
そして1から2をプレーして、ドラクエビルダーズの世界観を楽しんで欲しいです。
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