みっきぃ(@iwtpg)です。
FIFA21でディフェンスがどうしても上手くいかない!っていう方にお勧めしたい漫画「アオアシ」について紹介します。
アオアシはサッカー漫画では珍しくユースチームを舞台にした漫画で、プロのトップチーム昇格を目指して主人公たちが高校年代のリーグ「プレミアリーグ」を戦う漫画です。
主人公の青井葦人は地方でプレーするサッカー選手なんですけど、東京シティエスペリオンFCっていう東京のユースチーム監督の福田達也に誘われてエスペリオンユースのトライアウトに参加するところから話が始まります。
この漫画の面白さは「葦人は“視野の広さ”というサッカーの特殊な才能があるけれども、今までのサッカー環境に恵まれていなくて戦術知識がぜんぜん足りない」というところにあり、名門エスペリオンユースの仲間に教えられながら戦術を学んでいくところにあります。
つまりサッカー経験が無い読者でも葦人と一緒にサッカーを学んでいくようなそんな面白さがある漫画なんですね。
ぼくは年間50試合ぐらい試合見るぐらいサッカー好きなんですけどサッカー経験はなく、アオアシで書かれている話はサッカー経験者なら基本の話なんでしょうけど、ぼくにしてみたら関心する話ばかりでした。
話がリアルなところが他のサッカー漫画と違うところで、Jリーグの村井チェアマンもアオアシに付箋貼りまくって読んでるそうでフットブレインでその話をされていました。
今回紹介するのはアオアシの守備の話。
葦人は守備が苦手で、守備についての基本を叩き込まれます。
その中から「絞り」と「チャレンジアンドカバー」についての話の紹介と、FIFAでどのように活用するかを説明します。
守備を覚えるとサッカーの視野が広がってめちゃくちゃ楽しくなるんで、守備が苦手って人だけじゃなくて守備が楽しくないっていう人もぜひこの記事とアオアシを読んでほしいです。
守備が楽しくなるとFIFAの面白さめっちゃ広がっていくんですよ、ほんとに。
「絞る」
「絞る」とは、例えば4バックで右サイドバックの裏のスペースを使われたときに、後ろに残ったCB2枚+逆サイドのSBで中央を固める動きのことを言います。
FIFA初心者はサイドバックの裏のスペースを突かれたときサイドにディフェンダーを釣りだされてしまって、結果として中央がスカスカで失点するという状態によく陥るはず。
この動きはサッカーの基本ではあるんですけど、この「絞る」の加減が葦人は備わっておらず
「絞れよこの野郎!!」
と怒鳴られる始末です。
葦人はこの試合で左サイドバックに入っているんですが「絞る」という知識はあるものの経験が足りず、要は絞り加減が分からず怒鳴られてしまったわけです。
葦人にしてみると絞ったつもりだったけど、本職のCBにしてみれば中央のスペースを空けたままサイドにつり出されたような形でした。
し、絞ってる!中央に寄ってるだろ竹島!
— みっきぃ🎮 (@iwtpg) December 29, 2020
全然絞ってねーよ!
じょ、冗談やろ?これ以上中に入ったら逆にサイドがら空きになるぞ!?#アオアシ のコマ https://t.co/NVuuaFOboC
FIFAではサイドにスピードのある選手を置くプレイヤーが多く、この「絞る」が試されるシーンっていうのは本当に多く出てきます。
守備の上手いプレイヤーはまず中央を固めたり、サイドに出るにしても中央へのパスコースを切るなどして中央でやられないケアの仕方をします。
極論でいうと、ゴールは中央にあるわけでサイドを使われても最終的には中央にボールが入ってくるんですね。
だから、まず守りたいのは中央の危険なゾーンで、絞ることでそこをカバーしてしまえば相手はシュートまで持っていけないっていう状況を作れるわけです。
絞り加減が分からなければ
中央で数的不利を作らない
中央でフリーの選手が生まれないようにする
特にカウンター時は中央の状況をよく確認する
を意識してみてください。
チャレンジアンドカバー
サッカーの守備の基本は「チャレンジアンドカバー」です。
ボールホルダーが仕掛けてきたとき、相手1枚に対してこっちはタックルに行く役と、タックルをかわされてもカバーする役の2枚で対応するのが「チャレンジアンドカバー」というやり方です。
守備で簡単にはがされる人はカバーが居ないのにチャレンジしていることが多く、ドリブルやワンツーパスではがされてしまうとピンチに陥ります。
サイドであれば「絞る」で中央を固めることでカバーが間に合うこともありますが、最終ラインのCBがカバー無しでチャレンジして抜かれると即失点です。
チャレンジアンドカバーをするコツは必ず数的優位を保つこと。
例えば3vs3の状況で1人がチャレンジしてはがされてしまうと、数的不利になって失点の可能性がぐっと上がってしまいます。
「絞る」が大事なのは中央で数的優位を保つためとも言えますね。
チャレンジアンドカバーが中央でやりやすくなるので。
また、サイドでのマッチアップは1vs1になるシーンが多く、下手にチャレンジしてはがされるとサイドをぶち抜かれたり、中央にカットインされてピンチに陥ります。
※逆に攻撃側の視点で見るとサイドからはドリブルで仕掛けやすいってことでもあります。
ちなみに「チャレンジ」をしないと守備がずるずると下がっていってゴール前まで運ばれてしまい、失点しやすくなります。
守備とは失点を無くすことでもありますが、ボールを奪うことでもあるということを忘れずにチャレンジしてみてください。
スカッドバトルで守備だけやりまくって練習する
守備は理詰めで組織的にやるのが大事ですけど、やっぱり経験値っていうのが大事になります。
- 絞り加減
- 誰がどの位置でチャレンジするか
- サイドでの1vs1の守備にどう対応するか
- 2列目、3列目から上がってきた選手をどう捕まえるか
などなど、サッカーは1秒ごとに戦局が変わるので瞬時に判断するには数をこなすことが大事です。
その数をこなすのにお勧めなのがスカッドバトル(AI戦)で守備だけ練習すること。
スカッドバトルで最初に何点か取ったら、あとはクリアやロングボールを適当に撃ってひたすら守備をします。
マークの受け渡し
どんなタイミングでタックルに行くのか
Rスティックを使った「選手切り替え(マニュアル)」で狙った選手にさっと切り替えられるか
などなど、数をこなすことで守備が上手くなっていきます。
同じパターンで失点するケースが多ければ、それは自分が苦手な形ということなので対策を考えてみてください。
「アオアシ」はほんとに勉強になりますんで、守備のコツがつかめないという方はぜひ読んでみてくださいませ。
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