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【FIFA22】なぜサイドバックを「攻撃時に上がらない」設定が定番化されているのかの話

FIFAは細かい戦術設定ができるところが特徴です。
全体の設定だけじゃなく、11人の選手の動きも指示出来て、自分が思い描くサッカーを表現できる点がおもしろいです。

その設定の中でも、いくつか定番化されているものがあります。
戦術設定を公開している人は多いんですけど、ほとんどの人がこの設定をやっているよ!みたいなもの。

そのうちの1つがサイドバックのアタッキングラン設定で「攻撃時に上がらない」にするもの。

なぜこれが定番化されているのかを説明していきます。

サイドバック「攻撃時に上がらない」設定とは

サイドバックのアタッキングランという項目に「攻撃時に上がらない」という設定があります。

サイドバックはディフェンダーの選手ですが、攻撃参加することで攻撃に厚みを持たせることができます。

例えば右サイドを駆け上がって右サイドハーフと右サイドバックの2枚で、サイドで数的優位を作れます。

一方で攻撃参加をするということはディフェンスを一枚減らしてしまうということ。
なので、もし攻撃参加をしているときにボールを奪われてしまってサイドバックが上がったスペースを使われてしまうとピンチになるっていうことです。

「攻撃時に上がらない」設定が定番である理由

FIFAをプレーしてみると分かると思うんですけど、このゲームって足の速い選手がすごく強力なんですよね。

足が速いだけで守備を剥がされたり、来ると分かっていてもドリブルでかわされたり。
足が速いことはもの凄いメリットになります。

そんな事もあって、ウイングなどのサイドの選手に足の速い選手を置いて、裏抜けを狙うというパターンのプレイヤーはとても多いです。
抜ければ一発で得点チャンスですし、ウイングでボールロストしても致命的なカウンターは食らいにくいので。

その裏抜けを防ぐためにサイドバックを「攻撃時に上がらない」設定にしてしまうわけです。

そもそもデフォルト設定だとサイドバックは前目に位置し過ぎかなと思いますし、「攻撃時に上がらない」設定でちょうどいいという感じ。
この設定をやらないとほんとサイドバックの裏を取られまくっちゃうんですよね。

「ピン止め」という考え方

現代サッカーには「ピン止め」という考え方があります。
今回紹介したウイングとサイドバックの関係ってまさにピン止めです。

足の速いウイングが高い位置に張っている。
サイドバックは守備的な位置にいないと裏を抜けられてしまう。
まさにサイドバックはピン止めされてるって感じ。

とは言え、サイドバックも守備的な位置にピン止めさせられているだけだと攻撃に厚みがでないので、「攻撃時に上がらない」設定でサイドバックを攻撃参加させるやり方も紹介しておきます。

「攻撃時に上がらない」設定でサイドバックを攻撃参加させるならトリーガラン

「攻撃時に上がらない」設定でサイドバックを攻撃参加させるのであれば「トリガーラン」という操作を使います。

これはボールを持っていない選手を前に走らせる指示をするものです。
例えばボランチがボールを持っている状態でサイドバックにトリガーランをすると、サイドバックは前線に向かって走っていきます。

具体的な操作方法は

  • トリガーランは「走らせたい選手に向かって左スティックを倒し、L1ボタンを押す」
  • トリガーランはL1ボタン連打すると出しやすい

ちょっとコツが必要ですけど、L1ボタンを連打すると前に走ってくれるので練習してみてください。

ピン止めされている状態でサイドバックが上がるのはリスクは確かにあります。
でも逆に言うと相手のウイングが守備に戻っていない状態っていうことなので、フリーで攻撃参加している選手がいるってことでチャンスなんですよね。

だから前線の選手でフリーの選手が生まれてなくて攻撃が停滞しているとか、サイドで数的優位を作って崩したいっていう時はサイドバックの上がりってめちゃくちゃ有効なんです。

サイドバックの上がるタイミングとして

  • サイドバックの前に大きくスペースが空いている
  • ボランチやサイドハーフとトライアングルを作りつつショートパスで上がっていける

など、ボールロストしにくい状況が前提になります。
現代サッカーはサイドバックから攻撃を組み立てることも多く、「攻撃時に上がらない」設定で守備を安定させつつ、トリガーランで攻撃の厚みを作れると流れを持ってきやすくなります。

足が速かったりスタミナ値の高いサイドバックがいると攻守に渡って活躍するので、ぜひいい選手を手に入れて試してみてください。