ハイスコアガールの2話で、スト2なのに小キックしかボタンが聞かないわ、スティックの上の丸い部分が取れてるわという最悪な筐体でプレーするシーンがある。
ここまでひどいのはなかなかなかったけど、昔のアーケード筐体はボタンが効かないっていうのはしょっちゅうあった。
例えば駄菓子屋のスト2だったら、ジュースとか駄菓子を手に取りながらプレーすることってよくあって、恐らくその糖分がボタンの効きを悪くしてた。
強パンチ押したらベタついてるのかボタンが浮き上がってこない。
仕方が無いから中パンチとか弱パンチで波動拳や昇竜拳を打つ。
小学生は弱中強の使い分けとかあんまりしなかったので、大体はよく使われる強パンチと強キックがよく壊れてた。
壊れたやつを直してもらおうとしてもパーツなんてぱっと売ってなかったあの時代。
ぼくがよく行ってた駄菓子屋だと、店長のおっちゃんがボタンを分解して糖分をふき取ったり、半田ごて持ってきて直してくれてた。
でもまた壊れちゃうんだよね。
格ゲー以外に、シューティングゲームなんかだとボムが使えないっていうのがあった。
1つボタンを失うというのはめちゃくちゃでかい。
でも一番きつかったのがクイズゲーム。
ネオジオの名作「クイズネオ&ジオ」っていうクイズゲームがあって、友達が集まったときによくやってた。
人数が集まると答える人も増えるし、みんなでカンパしながらプレーするので長く楽しむことができる。
でもボタンが1つ効かないと「あー!3番が答えってわかってるのにー!」みたいなシーンに出くわす。
そうなると逆に大ウケ。
当時はなんでも笑いになってたなあ。
今でも覚えてるってことは相当笑ったんだと思う。
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