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【FIFA22】「ボールロスト後に即プレス」の使い方とコツ

FIFAの守備スタイルで「ボールロスト後に即プレス」というものがあります。

これをぼくがはじめて見たのがグアルディオラ時代のバルセロナなんですけど、ボールポゼッションを高めながら攻めつつ、もしボールロストしてもすぐに囲い込んでボールを奪取。
そしてまたポゼッションを行うっていう、これどう対応したらいいの?みたいな凄いインパクトを受けたのを覚えています。

今ではボールをロストしたあとにプレスをかけて奪いに行くのは常識みたいになっていますけど、はじめて見たときはびっくりしたなあ。

FIFAの「ボールロスト後に即プレス」はボールを失った直後から7秒間すべての選手がプレッシャーをかける戦術で、その後は「バランス」に移行します。

ぼくはこの守備スタイルが好きでよく使うんですけど、慣れていないとカウンターを簡単に食らったりとか、プレス回数が増えてスタミナを多く消費したりしてしまいます。

というわけでぼくがやっている「ボールロスト後に即プレス」の使い方やコツをこの記事にまとめてみました。

「ボールを奪われた後は、ボールを奪うチャンス」という事を知る

「ボールロスト後に即プレス」の考え方のベースに「ボールを奪われた後は、ボールを奪うチャンス」というものがあります。

ちょっと自分がボールカットした後を想像してみてください。

相手のパスをカットしたとします。

ボールを奪った瞬間っていうのは体勢が整っていないしポジティブトランジション、つまり次は攻撃に頭を切り替えなければなりません。
ボールを奪った瞬間にパスを出す味方を探します。

その「体勢が整っていない」「パスを出す味方を探す」という切り替えの状況こそがボールを奪うチャンスなんですね。
ボールをロストした直後に即プレスをかけることで、相手が体勢を整えたりとかパスを出す味方を探す時間を奪ってしまうわけです。

もしボールを奪えなくてもその選手を自由にさせなければカウンターのリスクは減りますし、苦し紛れでパスを出してもボールカットしやすくなります。

上手くボールカットできればカウンターのカウンターでチャンス。
それが相手ゴール前に近ければ近いほど大きなチャンスになります。

この考えが「ボールロスト後に即プレス」の考え方のベースです。

最優先で縦のコースを切る

ボールをロストしたあとの最優先事項が「縦のコースを切る」です。

縦のコースっていうのはドリブルもですし、縦パスのコースもです。

即プレスに行ってボールを奪うことができればベストですけど、一番は相手に前を向かせない事だったり攻撃への切り替えをさせないことが大事になります。

ドリブルのコースや縦パスのコースを切れば攻撃を遅らせることができますし、その間に守備陣は陣形を整えることができるので守備が安定します。

ボールを奪うことができればベストだけど、奪うことができなくても相手の攻めの機会をつぶしてしまえばそれでもOKってことです。

ビルドアップの設定は「バランス」「スロービルドアップ」がお勧め

「ボールロスト後に即プレス」を選択するなら、攻撃の戦術のビルドアップで「バランス」もしくは「スロービルドアップ」にするのがお勧めです。

攻撃の戦術と関係があるの?と思うかもしれないですけど、バランスとスロービルドアップって守備陣のポジショニングを整えながら後ろからパスで組み立てるスタイルですよね。

守備陣のポジショニングが整っているっていうのが重要で、要はボールロストしてもポジショニングが安定しているからプレッシングをかけやすくなるんですね。

逆にポジショニングが整っていないと相手にフリーの選手が生まれやすくなってプレスがかからなかったり、フリーの選手にパスを出されてカウンターを食らうことがあります。

他のビルドアップ戦術でもロスト後即プレスはできるけれども、走る量が増えてスタミナ消費が激しかったり、フリー選手が生まれやすくなってリスクが伴ってしまう印象があります。

ボールを失うことを恐れなくていい

「ボールロスト後に即プレス」はボールを失った後に発動し、カウンターのカウンターで得点を狙いに行きます。

ということはボールを失うことを過度に恐れる必要がなくて、ボールを失う=カウンターのカウンターのチャンスと割り切ってしまうこともできちゃうんですね。

ボールをロストするのは高い位置であるほどいいです。
例えば相手ゴール前でセンターバックと1vs1でボールを奪われてしまっても、センターバックの位置ですぐにボールを奪い返せばチャンスになりますよね。

1vs1を気軽に勝負できるのは凄く楽しいし、ハマれば連続攻撃みたいになるので相手守備にもかなりプレッシャーを与えることができます。

1vs1の守備を練習しよう

ロスト後即プレスで大事なのが1vs1の守備を練習しておくこと。

FIFAの守備の基本ですが、L2を押しながらで出来る腰を落としてのスライド守備。
L2にR2を加えたランニングスライド。

これらを使ってボールホルダーにプレッシャーを与え、前を向かせなかったりパスコースを切ったりします。

プレスは複数人で囲い込めればベストですけど、マンツーマンでの守備になるケースが多いです。
マンツーマンで勝つ回数が多いほどロスト後即プレスの怖さは増しますし、プレスを裏返されてカウンターを喰らうケースも減ります。

なので1vs1のシーンで負けない事だったり、ボールを奪えなくても自由にさせず食らいつく練習をしておきましょう。

スライドとランニングスライドの使い分けだったり、選手切り替えも使いながらパスコースをつぶしつつ間合いを詰めるとやりやすいです。

他のプレス戦術との違い

他のプレス戦術との違いも説明しておきます。

「ボール奪取チャンスのみプレス」

「ボール奪取チャンスのみプレス」は相手がボールコントロールに失敗したタイミングやルーズボールになった時だけプレスを発動します。
相手がビルドアップだったりのパス回しでミスが出るときにプレスを掛ける感じです。

ロスト後即プレスはボールを失った直後という明確なタイミングがあるのに対して、奪取チャンスのみプレスは相手の状況に応じてって感じです。
「バランス」よりも積極的にボールを奪いに行くときに選びたい戦術です。

「常時プレス」

「常時プレス」はボール非保持時に常にプレスをかけ続ける戦術です。
スタミナ消費が激しくて、試合終盤の不利な状況の時に仕掛けるプレスっていう感じです。

こちらがリードしている終盤に凄い圧力でプレスをかけられた経験ってみんなありますよね。
あれは「常時プレス」で逆転を狙う時のやり方。

「常時プレス」は90分だとスタミナが持たないので、終盤の最後の仕掛けに使います。
ちなみにプレスをはがされると一気に裏を狙われたりとかカウンターを喰らうことがあるので、たまに練習しておくのがお勧めです。

最後に

「ボールロスト後に即プレス」の使い方について説明をさせて頂きました。

即プレスがハマるとめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。
相手は自陣から前にボールを運べなくなるし、守備後も油断できなくなってすごくプレッシャーになるので流れを一気に持って行けます。

ただ相手のフォーメーションだったり、選手の能力差なんかでプレスが上手くハマらないときもあります。

あとボールを奪っても、向こうも「ボールロスト後に即プレス」を選択していると攻守の切り替えの激しい試合になったりもします。

ブンデスリーガ、特にバイエルンなんかは攻守がほんとにシームレスな試合をよくしていて、現代のサッカーは本当にスピーディーで面白いなって試合見ていて思うんですよね。

FIFAでああいう試合が出来たら面白いなと思って、ぼくは「ボールロスト後に即プレス」を選択しています。