1986年に発売された、日本のRPGのお手本になったと言ってもいいぐらい有名な「ドラゴンクエスト1」の紹介をします。
いまさらドラクエ1?って思うかもしれないですけど、古い作品ということもあってかプレーしていない若い人って多いですし今ならPS4、NintendoSwicth、スマホといろんなハードでプレーすることができます
ドラクエ1は国産RPGにいろんな影響を与えた作品ですし、ファミコンというハードではドラクエのRPGシステムを参考にしたたくさんのRPGが出ました。
その魅力を紹介しますので、ぜひ1度はプレーして欲しいなと思います。
10時間もかかならいくらいでクリアできます。
Contents
ファミコン初のRPG「ドラゴンクエスト1」
そもそもRPGにはウルティマ、ウィザードリィと言った海外の人気RPGがありました。
それらのゲームの長所を活かしながら作ったのがドラゴンクエストでした。
コマンド式で戦闘を進めるところとかはウィザードリィですけど、ウィザードィはキャラクターを見おろし型じゃないのでダンジョンを進めるのとかがクセがあって難しかったんですよね。
RPGにこれから触れる人が分かりやすいようにって作られたゲームになりました。
ロールプレイングという物語を体感するゲーム
ロープレイングとは疑似体験をするとか役割演技するみたいな意味ですが、ドラゴンクエストは勇者を演じることで冒険を体感できるゲームです。
小説や映画のように見るだけではなく、プレイヤーが自分でどう行動するかを考えながら勇者としての使命をこなします。
例えばモンスターを倒してレベルを上げたり、何を装備して戦いに出るかもプレイヤーの自由。
自分で情報を集め、次にどこに行くかを考え、どのレベルでダンジョンに潜っていくかを考え、時には死にながら世界の平和を守る旅に出るわけです。
こういう「カスタマイズ」的はプレイヤー自身が「考える」という事につながりますんで、考える→試す→クリアという流れがプレーする楽しさに繋がっていきました。
体感する物語というゲーム。
ドラクエ1が生み出してくれました。
RPGというゲームにとっつきやすくした工夫
ドラゴンクエストに人気が出た理由は子どもたちでもとっつきやすい色々な要素を入れたからじゃないかなとぼくは思っています。
例えばモンスターのグラフィック。
ドラクエでいうとスライムってあの可愛らしいゼリーのような形で、20年以上経った今でもプレイヤーに愛されています。
そのほかのモンスターも例えばゴーレムとかドラゴンとか、他のゲームだったら凶悪そうなデザインになりそうなものをポップで可愛く、でも「強そうだな」って思わせる絶妙なデザインで仕上げています。
次にゲームシステムが分かりやすい点。
モンスターを倒してレベルを上げ、お金さえ溜めれば勇者は強くなって誰でもクリアできます。
アクションゲームだとプレイヤー自身の操作レベルが上がらないとクリアできませんが、ドラクエは時間さえかければモンスターより強くなれるので簡単にクリアできるようになります。
ゲーム好きの人は低レベルでクリアを狙えばいいし、苦手な人は経験値を溜めて強くしてから倒しに行けばいい。
このプレイヤー自身が難易度調整しやすいシステムが、幅広い人に好かれた理由なんだと思います。
いまプレーしてもゲームバランスが良い
ファミコンのRPGは結構ゲームバランスが悪いものが当時多くて、例えば次の街に移動したらザコが強すぎて進めないなんていうのもありました。
ドラクエ1は当時にしてはかなりゲームバランスがよく、移動する流れでしっかりレベルを上げてお金を溜めればすいすいと進めることができます。
と言ってもラリホーといった眠りの魔法だったり、ギラやベギラマといういきなり強力な攻撃を食らうことがあってその時はあっさり死んでしまいます。
でも死んでもゲームオーバーにならず、お金が半分になるというペナルティだけで済むので死んだら終わりってことにならないから続けやすいんですよね。
短時間で終わるが
ドラクエ1は5時間~10時間ぐらいでクリア可能です。
今のゲームを考えると短すぎますけど、当時は物語を楽しむゲームっていうのが少なかったのですごく濃密に感じました。
クリアしても、もう一度最初からやりたくなる魅力もありましたね。
お姫様をそのままラスボスまで連れて行ったらどうなるんだろうとか、助けなかったらどうなるんだろうとか色々試したりとか。
当時はゲーム1本てほんとに貴重で、同じゲームを何度もプレーするのが普通でした。
だから今なお、当時のプレイヤーはドラクエ1の思い出が体に刻み込まれているんだと思います。
ドラクエ2、ドラクエ3に繋がる美しい布石
少しだけネタバレになりますが(というかもう周知の事実なんですけど)、ドラクエ1~3はロトシリーズというひとくくりのシリーズになっています。
シリーズ物で物語につながりがあり、2をクリアしたあとに1をやり直したくなりましたし、3もクリアした後に1から2ともう一度プレーしたくなる美しい布石がありました。
20年以上前にここまでワクワクする物語があったのってほんとにすごいなと思いますし、ここではそのつながりについては書きませんけれども、ぜひ123と連続してプレーして当時のぼくたちの感動を味わってほしいなと思います。
1→2→3の順番でやってくださいよ!
ネタバレも見ないようにして!
いやまあ簡単に目に留まっちゃうかもしれないけど、極力見ないようにして当時の子どもたちの感動の追体験をしてみてくださいませ。
個人的にはファミコンのドット絵が素敵だけど
ファミコン世代のぼくは、やっぱりファミコン版のドラクエ1が最高だなと思います。
ただ、今からあの古いグラフィックっていうのはとっつきにくい人も多いかもしれません。
いま現行機でプレーできるバージョンはグラフィックがすごく奇麗になっていてモンスターもアニメ調になっています。
ぼく自身、このグラフィックは微妙じゃないかなあと思ってたんですけど実際にプレーしてみたらキレイだしモンスターも可愛く、かつかっこいいしでなかなかええやん!ってなりましたw
ドラクエ1から始まったドラゴンクエストという壮大な物語。
ぜひぼくたちの感動の追体験をして欲しいなと思います。
現代っ子、というか中一ですがめっちゃわかります!
ドラクエは同じのを何周しても楽しいですよね…
個人的にはドットは初代プレステのが一番好きですが
>うめさん
コメントうれしいです!
ドラクエは何周しても楽しめる不思議な楽しさがありますよね。
ぼくはファミコン世代なのでファミコンドット絵がいちばんしっくりきますw