『なぜゲームは楽しいのか、ゲームをしたくなる6つの理由』という記事で『実用志向』という話をしました。
なぜゲームは楽しいのか、ゲームをしたくなる6つの理由実用志向とは「ゲームをすることで実生活にいい影響を与えたり、学びを得れることに楽しみを得られるというタイプの人」という考え方ですね。
この記事では「スプラトゥーン2の経験を実生活に活かすにはどういう視点でプレーすればいいか」をまとめています。
Contents
スプラトゥーン2で学ぶ6つの『実用志向』
戦況判断とプレーの選択
スプラトゥーン2で重要なのが戦局の判断です。
味方3人、敵4人がどういうブキを使っていて、どういうプレーをするのかを把握しながら自分がどう立ち回ればいいかを判断します。
劣勢のときは「なぜいま劣勢なのか。劣勢を跳ね返すにはどうプレーすれば良いか」を判断し、それを実行する必要があります。
例えば中盤を相手に塗られきっていて前に出れないと思ったら、自分が塗り役になって自チーム色に塗り返す。
例えばチャージャーが高台で陣取っていて前に出づらいときは、そのチャージャーを自由にさせないように距離を詰めるかボムでプレッシャーを与え続けるという選択をする。
仕事でも自分がやりたいようにやるだけじゃあ組織として結果はでません。
仕事仲間はどういう能力を持っていて、どういう仕事をしようとしているかを判断する。
そしてどのタスクをどのように処理していくかを常に考えながら、頭を切り替えながら処理していく必要があります。
急所を把握する能力
スプラトゥーン2ではルールやマップごとに「急所」が存在します。
「この高台で相手を自由にさせたら不利になる」とか「中央の橋の上をキープし続けることで優位に試合を進めることができる」とかそういう場所です。
その急所を認識する嗅覚を身につけること、そして自分がそこをキープして、相手にはキープさせないという能力を身につけると勝利が近づきます。
勉強では「この箇所を把握すると、全体像を把握しやすくなる」とか、仕事でも「この処理を先にやっておくことで円滑に進めることができる」と言ったものが存在します。
単に満遍なく作業をするのではなく、急所となるポイントを見つけることで効率よく勉強も仕事もこなすことができるというわけです。
残り時間を考えた判断をする
スプラトゥーン2において残り時間で一気に押し込まれて逆転負けしたという経験を持つ人は多いはずです。
あれは「残り時間少ないなら、一か八か一気に勝負を仕掛けたほうがいい」という時間的な判断です。
サッカーでも序盤は組み立てし、残り時間少ないときに負けていたらパワープレーをしますよね。
逆に勝っている場合はセーフティーに守備的に戦ったりします。
「実用志向」の考え方で行くと、いま自分に与えられた時間に対してそのタスクにどれだけ力を入れるか考えるというものです。
例えば資料作りでたっぷり時間があるなら作りこむけれども、あまり時間が無ければ過去に作った資料を利用して短時間で仕上げたり。
または時間が切羽詰っているなら他の人の手を借りたりします。
時間内に結果を出すには、残り時間を考えて何を選択することが必要かを考える力ということです。
判断スピードと決断力
スプラトゥーン2はスピーディーなゲームで、予想もしないところから敵が攻撃してくることがあります。
死角からの攻撃や、こちらが不利なポジショニングでの攻撃に対して、一瞬でどういうプレーを選択するかを判断しなければなりません。
判断スピードを上げることも大事ですが、正解の判断をすることも大事です。
テニスの松岡修造さんが現役時代に取り組んでいたトレーニングに「レストランでメニューを5秒以内に決める」というものがありました。
テニスでは一瞬でも気を抜けば、敵が隙を突いてくるからこそのトレーニングとのこと。
食事は1日に3回ですが、スプラトゥーンなら1日に何度も判断スピードと決断力を上げるトレーニングをすることができます。
メンタル
対戦ゲームはメンタルの要素がとても大きいです。
序盤に大きくリードしたのに終盤に押し込まれて逆転負けする要因の一つに「慢心」があります。
また、どちらに勝利が転ぶか分からない展開で勝利を引き寄せるには「勝利への執着心」が必要です。
よくある話で「カクテルにお酒が半分ある。これを“半分も残っている”と取るか“半分しか残っていない”と取るかはあなた次第だ」っていうものがあります。
勝負事においてメンタルをどう持っていくか。
これは実生活にも役立つものです。
自分の性格、長所や短所を把握する能力
スプラトゥーン2をやっていて、攻撃的にプレーしたいけれどもつい守備的に戦ってしまうとか、死ぬ回数を減らしたいけれどもどうしても前に前に出てしまうっていうことがあると思います。
チャージャー使いでも安全な場所で陣取ってバランスを取ろうとする人もいれば、積極的に前に出て動きながら戦う人もいます。
このようなプレースタイルだったり戦い方っていうのは自分の性格が関係しています。
自分が我慢強い性格なのか、新しいことにチャレンジしたがる性格なのか、細かいところにも目を光らせて攻撃の目を積む事ができるタイプなのかなどなど、人によって長所や短所は違います。
「己を知り敵を知れば百戦危うからず」という言葉がありますよね。
己を知ろうという意識を身につけることは実生活でも役に立ちます。
スプラトゥーンなら約5分という短い時間でこれらを鍛えることができる
7つの『実用志向』の話をしましたが、スプラトゥーン2は1試合の時間が約5分間です。
その5分間という短い時間でこれらを鍛えることができます。
ゲームの特徴として
- 自分のプレーに対する結果が分かりやすい
- 結果を短時間で知ることができる
- 失敗しても次のチャレンジがすぐできる
- 失敗してもリスクが無い。すぐにやり直せる
というものがあります。
これは教育だったり、トレーニングにおいてとてもメリットなことなんですね。
なのでゲームで実用志向を持つと、すごく有意義な時間になるんです。
ゲームをプレーすること自体を楽しむというのも一つの遊び方ですが、ゲームしている時間を有意義に感じるために「実用志向」を少しだけでも持ってみませんか?
ゲームでチャレンジするたびに自分が大きくなっていくことに気付くはずです。
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