友だちが「テイルズオブアライズ」をぜひプレーして欲しいって言ってきたのでテイルズオブシリーズ初挑戦。
テイルズオブと言えば一番最初のスーファミのテイルズオブファンタジアをやり損ねて、そのままずっとやらずじまいだったんですよね。
有名シリーズものだから一度はやりたいとは思ってたんですけど。
それで初めてプレーしてみたんだけどめちゃくちゃ面白い!
世界で150万本売れてるらしくて、なるほどこれは納得の出来って感じですわ。
友だちが貸してくれてテイルズオブアライズやってるー。テイルズはじめてやねんけどこんなに面白いとは!過去作遡ってやりそうな勢い。 pic.twitter.com/dIVBS5hUSm
— みっきぃ🎮 (@iwtpg) December 29, 2021
まずぼくが一番気に入ったところはストレスなくゲームに入れた点。
今までプレーをしたことがないシリーズのゲームとか、作りが甘めなものだとゲームを楽しむ前にストレスを感じてプレーが止まってしまうことがあるんですけど、テイルズオブアライズは操作が直感的だし、色々な部分の作りが丁寧で分かりやすいんですよ。
ゲームってシリーズが進むごとにシリーズ経験者なら説明なしでパッとできるけど、未経験者だと戸惑って進めないみたいなところがあったりするじゃないですか。
テイルズオブアライズはとにかくストレスを感じずにアクション性のあるバトルとか、キャラクターだったりストーリーだったりに入り込みやすくなってる感じ。
テイルズオブ初心者とか関係なし。
ほんと作りがめちゃくちゃ丁寧なんですね。
テイルズオブシリーズはストーリーに繋がりが無いらしいからテイルズオブアライズから始めても問題は無いし、良作のジャパニーズRPGをプレーしたい!って人にはうってつけの作品だと思います。
体験版も配信されているので、気になったらとりあえず触ってみるのもいいかもです。
Contents
奴隷からの解放というシビアなストーリー
冒頭のストーリーを簡単に説明すると、ダナという星とレナという星が存在する世界の物語。
自然あふれるダナですが、300年前にレナから突然の侵攻を受けます。
レナは化学や魔法が発達していて、一方のダナは化学力もないし魔法も使えずで一方的に奴隷扱いされることになりました。
主人公は鉄仮面をかぶった記憶の無いダナの青年。
そしてその青年がレナの謎の少女シオンと出会うところからストーリーが始まっていきます。
この2人以外のキャラも凄く立っているし、奴隷である主人公が自由を求めて戦っていくっていう分かりやすいストーリーだけれども、主人公をはじめとした各キャラクターの人間模様がしっかりしているから深みのある物語になっていると感じます。
奴隷側っていうこともあってそれぞれが痛みや深みのある過去を持っているし、主人公がそれらの心情に寄り添っていくみたいな。
しっかりと王道だけれども、入り込むほど考えさせられる物語って感じでしょうか。
ゲームとしてプレーできるアニメや映画って感じ。
先が気になってどんどん話を進めちゃう。
バトル操作が分かりやすく、かつ面白い
テイルズオブアライズはバトル操作がちょうど面白くて、サクサク操作できるけれども油断して適当にごり押ししようとすると一気に体力を削られるっていう絶妙なバランスが凄いなと思いました。
AG(アーツゲージ)を使用する必殺技、相手をダウンさせやすい通常技。
仲間との協力技のブーストストライクや、カウンターレイド(ジャスト回避)などなど、結構シンプルな操作なんだけれども戦況を見ながら戦い方を変えていかないとダメなところがちょうど面白いんですよ。
ボス戦になると相手の弱点を突いたり、無理に前に出て大技を食らうと体力を8割ぐらい一気に持って行かれたり。
操作のしやすさとバトルの歯ごたえがちょうど噛み合ってる感じ。
あまりアクション性が高すぎるとアクション苦手な人はとっつきにくくなりますし、バランス感が相当良くて雑魚戦も含めて楽しめてます。
ちなみにアクションが苦手な人用にオートモードも用意されてます。
グラフィックの素晴らしさがストーリーをより盛り立てる
テイルズオブアライズってグラフィックがめちゃくちゃ綺麗なんですよね。
絵画みたいな感じにしたかったらしく、「アトモスシェーダー」っていうシステムを使った独特の空気感があるグラフィックになってます。
キャラクターの動き、表情も豊かだし、ダナの自然が素晴らしく綺麗に描写されてるんですよね。
最初は火がテーマになった世界から始まるんですけど、炎の描写が凄く綺麗。
まだこの後もいろんな世界に乗り出すことになると思うんですけど、グラフィック描写がどうなるか楽しみです。
街とかも細かい道具や飾りなんかもすごく綺麗に描かれていて、VRゴーグルでこの街を歩いてみたくなる感じ。
この細部にこだわったデザインが臨場感を掻き立てるんだなあと思います。
ちなみにアトモスは「アトモスフィア(atmosphere)」という言葉から来てるらしく、意味は大気、空気、雰囲気といった意味があるそうです。
自然豊かなダナの空気感をを表現するために「アトモスシェーダー」っていうものを用意したのかもしれないですね。
ストレスなくゲームに入れるところがやっぱり素晴らしい
最初にも話をしましたけど、とにかくストレスなくゲームに入ることが出来る点がぼくは一番気に入っています。
例えばクエストなんかで「〇〇まで行って話を聞いてこい」みたいなのがあったとして、〇〇がどこか全然分からずさまようことってぼくよくあるんですよ。
地名とか人の名前とか覚えるのが苦手っていうのもあるんですけど。
テイルズオブアライズは目的地表示が常にマークで出るから「あそこに行けばいいのか」って感じで分かりやすいし、現在進行中のメインクエストからサブクエストまで簡単に見ることができます。
あとマップがめちゃくちゃ広いんですけど、ちゃんとファストトラベルがあるのもありがたいです。
ファストトラベルのおかげでクエストも進めやすいし、地名もすぐ確認できるから移動のときとかめちゃくちゃ便利なんですよね。
メニュー画面の配置とか操作とか、細かい部分もオーソドックスな仕様になっていて分かりやすい。
「あれの設定をやりたいけど、どこにメニューがあるか分からない」みたいなのがほとんど無くて、めっちゃスムーズ。
こういう気遣いがあるからこそテイルズオブアライズの世界観、空気感にすんなり浸れるし、バトルも純粋に楽しめるんだなと思います。
グラフィックの美しさ、キャラクターの作りの深さ、バトルの面白さ、そしてそれを支えるストレスを感じないゲーム全体の作り。
興味があった方はまずは体験版だけでもプレーしてみてください。