なんでゲームってプレーしたくなるんだろう。
そう考えていたときに「学ぶ意欲の心理学」という本の6つの志向モデルというものを知りました。
学習したくなる理由と、ゲームをしたくなる理由。
近しいものがあると感じたので、これを参考に「ゲームをしたくなる6つの理由」というテーマでお話しします。
あなたがゲームをしたくなる理由はどれに当てはまりますか?
Contents
ゲームをプレーすること自体が楽しい(充実志向)
ゲームをプレーすること自体が楽しいというタイプです。
ゲームをやっていると充実感を感じるタイプです。
ゲームでキャラクターを操作していて楽しいとか、そのゲームの世界観に浸ることに楽しみを覚えます。
みんなとゲームすることが楽しい(関係志向)
友達と対戦したり協力したり、そのゲームが流行っていて周りみんながプレーしているからという理由でゲームをしたくなるタイプです。
友達みんなが同じゲームを持ってたら自分も欲しくなったり、大ヒット作品でSNSなんかでも周りの人みんながプレーしていたら自分もやりたくなるっていうのがこのタイプですね。
この場合「どういうゲームか」というのは重要視されません。
ゲームが上手くなっていくことが楽しい(訓練志向)
ゲームを上手くなっていくこと自体が楽しいタイプです。
昔は高難易度のゲームが多く、プレーが上手くならないと先に進むことができませんでした。
その「プレーが上手くなる」ということ自体にやりがいを感じるタイプです。
訓練志向の人は、プレーが上手くならなくてもサクサク進めるような難易度の低いゲームや作業的なゲームは好みません。
友達や他の人よりも上手くなりたい(自尊志向)
対戦で勝ちたいとか、友達よりもゲームを早くクリアしたいとか、上手くなりたいとか、人より上に立つことにやりがいを感じるタイプです。
最近ではネット対戦でのランキングやランク分けが導入されているゲームも増えましたので、それらを上げることを目標にしている人もいますね。
実生活に活かすためにゲームをする(実用志向)
ゲームをすることで実生活にいい影響を与えたり、学びを得れることに楽しみを得られるタイプです。
例えばパズルゲームなら素早い判断力と意思決定の能力が身につくことは有名です。
ゲームをしていると状況を素早く認識して、素早く解決しようと頭が働きます。
他にも対戦ゲームは勝負メンタルを鍛えることができますし、状況判断や戦術という思考を身に着けることができます。
また、ゲームデザイナーのジェイン・マクゴニガルさんはゲームを楽しむ人を「ポジティブで希望にあふれている人」と表現しています。
ゲームでクリアを目指そうとしているときはモチベーションを感じる脳の部位が活性化し、難しいゲームに挑む人は学習能力を高める脳の部位が活性化すると言っておられます。
このサイト『ゲームしたい ? I WANT TO PLAY GAMES』もゲームには学びがあることを証明したくてやっています。
僕自身、この実用志向が強いからこのテーマでサイトをやっているってことですね。
報酬を得るためにゲームをしている(報酬志向)
ゲームで報酬や賞品を得ることを目的しているタイプです。
この報酬志向でゲームをしている人はいまは少ないかもしれませんが、eスポーツの規模がどんどんと大きくなっていますので今後増えてくると予想しています。
ゲーム配信で収入を得ている人も近い志向と言えますね。
6つの志向、あなたはどれが強いですか?
- ゲームをプレーすること自体が楽しい(充実志向)
- みんなとゲームすることが楽しい(関係志向)
- ゲームが上手くなっていくことが楽しい(訓練志向)
- 友達や他の人よりも上手くなりたい(自尊志向)
- 実生活に活かすためにゲームをする(実用志向)
- 報酬を得るためにゲームをしている(報酬志向)
紹介した6つの志向はどれか1つではなく、それぞれちょっとずつ自分の中に存在するものです。
でも人によっては充実志向が強いとか、自尊志向が強いとか人それぞれあるはずです。
僕の場合はまず訓練志向があって、その上で自尊志向があります。
他の人ができないようなプレースタイルを身に付けつつ、なおかつそのスタイルで他の人より結果を出すみたいな気持ちが強いです。
ゲームで強くなるための研究方法や、アイデアの出し方をリアルに活かしたいっていう意図もあるので実用志向も自分の中に存在するっていう感じです。
実用志向についてはゲームをしている自分を肯定する意味もあるのかもしれません。
6つの志向、あなたはどれが強いですか?
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