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ブラッドステインドと悪魔城ドラキュラの関係の話。五十嵐孝司さんすごい。

「ブラッドステインド」というゲームをご存じでしょうか?
ぼく、このゲームを始めて見たときに失礼ながら「悪魔城ドラキュラにめちゃくちゃそっくりやん」って思ってしまったんです。

ドラキュラシリーズはご存じの通りコナミ。
ブラッドステインドは505Gamesの作品。

最近オマージュのゲームが多いなと思っていたんですけど、そうじゃなくて今までドラキュラシリーズをプロデュースしていた五十嵐孝司さんが作り出したゲームがブラッドステインドだったんです。

全然知らなかった。
ほんとに失礼しました。

ドラキュラシリーズにそっくりというより、コナミで新しい2Dアクションをゲームを作ることができなかった五十嵐孝司さんガコナミを退社して作り出したのがこの「ブラッドステインド」でした。
退社するっていうリスクを追ってでも作り出したゲーム。
そら想いが詰まってると思いますよ。

たぶんぼくと同じように勘違いされている方もいらっしゃると思うので、ブラッドステインドと五十嵐孝司さんについてお話をしたいと思います。

キックスターターというクラウドファンディングから生まれたゲーム

五十嵐孝司はコナミ時代に悪魔城ドラキュラシリーズのプロデュースをしていたんですけど、時代がスマホゲーに流れていくとビジネスにならないという理由で2Dアクションゲームの制作を断られ続けていたようです。

確かに2010年代ってほんとにスマホゲームが広がりを見せていて、ぼく自身ファミコン世代だからそうなんですけど昔ながらの2Dゲームってほんとに減っていた時代だなと思います。

そんな中、カプコンから独立した稲船敬二さんがキックスターターで資金を集め『Mighty No. 9』という2Dアクションの制作をしました。

クラウドファンディングでお金が集まるということは2Dアクションゲームにファンがたくさんいるということ。
それがきっかけになって五十嵐孝司さんはコナミを退社して2Dアクションゲームの制作に乗り出すことになりました。

その時に集まった資金って1億円越えだったらしいです。
確かに好きなゲームなのに新作が出ないとき、もし制作者の人が資金集めをしていたらぼくも参加すると思います。

スマホゲームの広がりという時代の変化によって苦難は生まれましたけど、クラウドファンディングという時代の変化によって新しい道が開けた。
ピンチもあるけれどもチャンスもたくさんあるってことですよねえ。
すごいっすよねえ。

最近、インディーズも含めて2Dアクションゲームが増えてきているなと感じています。
ロックマンも新作が出たりしていますし、Dead Cellsというローグライクなものも生まれています。
稲船さんや五十嵐さんのような方の影響もあるのかなあと感じちゃいますね。

メトロイドヴァニアについて

「メトロイドヴァニア」という単語をご存じでしょうか。

任天堂のゲーム「メトロイド」と悪魔城ドラキュラの海外名「キャッスルバニア」が合わさって出来た造語です。

メトロイドヴァニアは要は探索型2Dアクションのことで、マップを探索しながらアイテムを集めたり自キャラを強化しつつ先に進んでいくゲーム。
ちなみに五十嵐さんが作った探索2Dアクションは「イガヴァニア」って呼ばれています。

メトロイドヴァニア「ブラッドステインド: リチュアル オブ ザ ナイト」

このゲーム「ブラッドステインド: リチュアル オブ ザ ナイト」もメトロイドヴァニアです。

ファミコン世代、スーファミ世代には懐かしい2Dアクションゲームで、徐々に色々なアクションが増えていくので操作していてめちゃくちゃ気持ちいい。
自分のプレー技術も上がると同時に、どんどんと出来ることが増えていくのが王道アクション的でたまらないです。

メトロイドヴァニアの特徴ですけど、アイテムの収集だけじゃなく自キャラの育成という要素もあるのでアクションかつRPG的な楽しみ方もできます。

ブラッドステインドは武器の種類が剣類だけでなく、ドラキュラシリーズでおなじみの鞭、そして銃といった飛び道具まである上に魔法も用意されています。
使える武器の種類が多いので2週目、3週目も楽しめるところがいいですね。

ゴシックホラーの世界観。「Bloodstained(ブラッドステインド)」は「血の染み」や「血まみれ」の意味

ブラッドステインドもドラキュラシリーズとはテーマが異なるものの、ゴシックホラーという世界観では似ています。

ブラッドステインドは「錬金術」がテーマになっていて、主人公ミリアムは体が結晶かしていく呪いをかけられて、悪魔の城を攻略していくことになるというストーリーです。

主人公は錬金術師に生贄にされるべく結晶を体に埋め込まれてしまいました。
錬金術師たちは人に結晶を埋め込んで生贄にすることで悪魔を召喚するっていう儀式をやっていたんですね。
18世紀のイギリスが部隊のゴシックな雰囲気ですが、この雰囲気ほんとに五十嵐さんらしい空気感だなと思います。

ドラキュラシリーズはそれぞれの作品につながりがあり、年表が作られるほど長い物語になっています。
ブラッドステインドも2020年の段階で3作品作られていて、もしかするとこれからブラッドステインドもシリーズとして壮大な物語になっていくのかも。

話につながりがあるシリーズものってめっちゃくちゃワクワクしますよね。
そういうつながりがある作品って全部やりたくなっちゃうんですよね。

最後に

最後にファミ通web掲載の五十嵐さんのインタビュー記事のリンクも貼っておきますね。

https://www.famitsu.com/news/202006/25200962.html

『ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト』100万本突破記念・五十嵐孝司氏インタビュー「おもしろいものをしっかりおもしろく届けられた」。そして旅路はまだまだ続く

ブラッドステインドに限らずですが、最近は昔ながらの2Dアクションゲームが増えている感じがします。

もちろん、ただ昔のまま出すんじゃなくて今だからこそできるグラフィックであったり、操作性だったり動きの良さだったりで色々な要素を加えてくれて、昔ファミコンやスーファミでひたすら2Dアクションをプレーしていたぼくたちだけでなく、今まであまり2Dアクションに馴染みが無かったプレイヤーにも刺さる作品が増えていると思います。

ゲームを取り巻く環境は本当に動きが早いので、どうしてもマーケティング的というか企業としては数字が出しやすいものに寄りがちにはなりますけど、五十嵐さんのように「こんなゲームを作りたい!」っていう信念を持った開発者さんがいたら、これからもっと面白いゲームが増えていくんじゃないかなあとぼくは期待を込めて思います。

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