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【FIFA21】十字キー戦術「ストライカーのリトリート」は守備的とは限らない。相手最終ラインにプレッシャーを与えることができる

今回はFIFA21の十字キー戦術「ストライカーのリトリート」について説明します。

2021年にeJリーグが開催されたとき、試合開始直後に十字キー戦術「ストライカーのリトリート」を設定する人がちょこちょこいました。
「ストライカーのリトリート」って守備固めのためにやるイメージがあるんですけど、そうではなくてFWに守備をさせることでボールカット後に一気に縦に運ぶ役割を持たせたりとか、FWという高い位置でボールを奪うことで得点機会作りたいという意図があるように感じました。

この記事では「ストライカーのリトリート」がどういうものかや、特徴について説明をしていきます。

十字キー戦術「ストライカーのリトリート」とは

下記はEAのストライカーのリトリートの説明の引用文です。
まず「ストライカーのリトリート」がどういうものかおさらいしておきましょう。

ストライカーのリトリート (方向パッド/十字キー 下→方向パッド/十字キー 上)

ストライカーがミッドフィルダーのように動き、ディフェンスのサポートを行うようになります。
ストライカーが2人以上いる場合、守備意識とマークの能力に基づいて下がる選手が選ばれます。
「ストライカーのリトリート」をアクティブにすると、攻撃のオプションが減る代わりにディフェンスのサポートが増えます。

https://help.ea.com/ja-jp/help/fifa/fifa-dpad-tactics/

要は、前線に残っているストライカーがミッドフィルダーのように守備参加するというものです。
今作FIFA21は2トップが有効なのでeJリーグでも選んでいるプレイヤーが多かったんですけど、ストライカーが2枚の場合は片方だけが下がるようになっているようです。

実際にぼくも2トップで「ストライカーのリトリート」を選んだ時、FWが2枚とも下がるんじゃなくてボールに近いFWだけが守備参加するようなイメージがありました。
これはその選手の守備意識によっても変わるのかもしれませんが、リアルサッカーでも2トップがまったく守備をしないっていうのはなかなか少ないですし、「ストライカーのリトリート」を選ぶことで自然な守備の形が生まれるような感じがしました。

守備スタイル「リトリート」との違い

「ストライカーのリトリート」は十字キー戦術という試合中に指示を出す方法です。
守備スタイル、つまりチーム全体の設定として選べる「リトリート」との違いについても説明します。

守備スタイルには「リトリート」「バランス」「ボール奪取チャンスのみプレス」「ボールロスト後に即プレス」「常時プレス」があります。

「リトリート」は「退却」とか「後退する」という意味がありまして、その言葉の意味通り守備の時に下がって守備の陣形を整えるという意味になります。

プレス系の戦術は守備陣形を整えるのではなく、ボールホルダーだったりボールの受け手にプレスをかけてボールを奪いに行く戦術です。

守備スタイルの「リトリート」はチーム全体の約束事として守備に戻るのに対して、「ストライカーのリトリート」はストライカーが守備に参加するという意味になります。

「ストライカーのリトリート」が守備的な選択とは限らない理由

ストライカー、つまりFWを前に残すかどうかっていうのはチームのスタイルによるとは思いますが、センターバックでボールを回しながらビルドアップする戦い方が多い現代サッカーではFWも守備的な位置取りをしながらセンターバックにプレッシャーを与えることって多いです。

相手にしてみれば最終ラインでボールを奪われれば即失点の危険性がありますよね。

だからボールを取れなかったとしてもFWが守備をしてくるのって、ある意味攻撃的でもあるんですよね。

なので「ストライカーのリトリート」が守備的な選択かと言うと、決してそうではないっていうわけなんです。

ぼくは11人がしっかりと守備ポジショニングを取り、試合の流れをコントロールしたいっていうサッカー観があります。
ですので「ストライカーのリトリート」はぼくにはちょうどいい戦術で、試合開始からオンにして縦パスのコースを切ったり、センターバックがパスを出しにくい位置取りに調整したりします。

今まで「ストライカーのリトリート」をリードしている終盤しか使わなかったという方。
ぜひ一度、試合開始直後からの「ストライカーのリトリート」を試して、あなたのサッカー観に合うか実践してみて欲しいです。

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