ゲームに興味がない方はゲームに熱中する人を見て「なんでこんなにゲームずっとやってるの?」って思うかもしれません。
ゲームって小さな成功体験がちりばめられていて、繰り返しプレーしたり自分で考えて気付くことで体験できるものです。
その成功体験を意識的か、無意識的にか求めてしまってゲームに熱中しちゃうわけですね。
「ゲームはなぜ熱中するのか」をまず知ってもらって、それを勉強とか仕事とかに当てはめると成功体験を求めて常に新しいことにチャレンジする自分に変わっていけますね。
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ゲームはなぜ熱中するのか?それは「小さな成功体験がちりばめられている」から
いきなり大きな目標に向かって努力するのではなくて、小さい目標を積み重ねて、最終的に大きい目標に達するやり方のほうがモチベーションを保ちやすいって話は聞いたことがあると思います。
ゲームってそれを体感しやすくて、例えばマリオだと1面1面が短く設定されていてクリアの区切りが短いんですね。
なのでクリアごとに「成功体験」を得られます。
クリアっていう成功体験がモチベーションに変わって、つい次の成功体験をしたくなってどんどんプレーしちゃうわけです。
「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」の素晴らしい仕組み
Nintendo Swichの「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」というゲームがあるんですが、成功体験の組み立てがめちゃくちゃ上手くできてるんですよ。
このゲームはオープンワールドって言われているゲームでどこに行ってもいいし、どういう順で話を進めていってもいいというプレイヤーが自由に度を出来るタイプのゲームです。
まず道を歩いているとモンスターが集まっている小さな集落っていうのがあって、真正面から攻めると囲まれてすぐ死にます。
なので地形を見つつ見張りのモンスターをまずこっそ倒し、相手に見つからないように攻め立てるなど自分で考えて戦わないと駄目なわけです。
その集落をクリアするという「成功体験」があちらこちらにあります。
そうやって集落がいくつかあったと思ったら今度は祠というものが見つかります。
祠に入るとゼルダの伝説シリーズ特有の、パズルのような謎解きがはじまります。
祠によってぜんぜん種類の違う謎解きがあって、部屋の中を見回しながらヒントを集めながら試行錯誤して謎を解くという「成功体験」をします。
集落、祠をクリアしていると今度は大筋のストーリーが展開していき、困っている町の人々の話を聞きながらダンジョンを攻略し、ボスを倒していきます。
ダンジョンもボスもただのアクションではなくて、自分自身の視野を広げながら「あそこからならいけるかも」とか「もしかしてこのアイテムが役に立つ?」とか考えながらプレーしないとだめなわけです。
そこで大きな「成功体験」を味わうことができます。
ブレスオブザワイルドはこの「成功体験」が出来るペース配分だったり、難易度の設定が絶妙なんですよ。
難しくて頭を使うのに、ついつい続けてしまうっていうすごいゲームなんですね。
「ついつい続けてしまう」状況を作る
じゃあ勉強や仕事にどう当てはめればいいかっていう話です。
これは個人差があるんですけど「背伸びの大きさ」と「成功時の快感」で決まりますね。
努力がしんどいタイプの人は難易度をあげすぎないように気をつける。
逆に努力すること自体に歯ごたえを感じるタイプは難易度を上げ気味にします。
難易度が高いものにチャレンジしているほうが凄そうに見えますけど、これって結局個人差なんですよ。
最終的にどれだけ継続できるかが大事になってくるので、難しくて飽きるぐらいなら難易度を下げたほうが良いし、逆に難易度が低いと飽きが来るタイプなら上げたほうがいいです。
それから成功したときに自分へのご褒美があるとか、自分で自分を褒めるとかで快感を作ってあげる。
達成感を十分に感じられる人はご褒美なくても大丈夫ですけど、自己肯定感が弱い人はご褒美作ったほうが絶対にいいです。
大事なことは継続と習慣化
どのタイプにしても大事なことは「継続」で、そのためには「習慣化」することが大事です。
「20時間の法則」と「1万時間の法則」っていうのを知っていますか?
「20時間の法則」の法則は、20時間あれば基礎を覚えてまあまあなレベルまで達することができるっていう法則。
「1万時間の法則」の法則は、1万時間つぎ込めばプロとして抜きん出た結果を出せるっていう法則。
つまり、個々の才能とかもありますけど時間をどれだけつぎ込むかが成功する秘訣で、小さな成功体験ってその時間を飽きずに達成できるようにする方法ということなんですね。
ゲーム好きは成功体験での継続っていうのが見に染み付いてます。
なのでゲームに集中できるっていうのは、やり方さえ調整すれば勉強でも仕事でも継続して続けることができる才能を持っているっていうことでもあるんですね。
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