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FF10 HDリマスターは当時プレーして無い人にもお勧めしたい「死を乗り越える」という涙の物語

みっきい(@iwtpg)です。

スクエニの名作ファイナルファンタジー10がリマスターとしてニンテンドースイッチで販売されました。
実はぼく、PS2版は序盤でプレーをやめ、PS4のリマスター版はセールで買ったのに手をつけず。

でもFF10ってFFシリーズの中でも一番おもしろい!って言う人も多くて、ニンテンドースイッチ版が出たときに「もうこれでクリアしなかったら、たぶん一生クリアしない気がする」っていう思いもあって一気にプレーしました。

クリアしてみると、なんで当時クリアしてなかったんだろうっていうぐらい面白かった!
FFシリーズの代名詞ともいえる死を絡めたプレイヤーに考えを与える物語。
ビジュアルもただキレイなだけじゃなく現代、東洋、剣と魔法の世界が混ざったような独特の世界観。

ゲームシステム的にもキャラクター育成の楽しみもありつつ、時間さえかけて育成すれば必ずクリアできるぐらいの幅広い楽しみ方ができる難易度。
ティーダやユウナなど、キャラクターに個性と魅力があって最後の最後まで感動したし魅力に取り付かれました。

FF10を買おうか悩んでいる方の後押しになればと思い、FF10の魅力について語ります。

FF10について

  • 発売日:初代PS2版:2002年1月31日
  • ジャンル:RPG(オーソドックスなタイプ)
  • 難易度:普通~少し難しめ(時間をかけて育てればクリアできる)
  • クリア時間:40時間程度(サブイベント無しで一本道でクリアまで向かった場合)
  • こんな人にお勧め:FF好き、オーソドックスなRPGが好き、泣けるストーリーを楽しみたい、ファンタジー好き

FF10は2002年にPS2で発売されたゲームで、PS2で初めて出たFFがこのFF10ということでグラフィックの綺麗さがものすごく話題になりました。
その後、ストーリーが泣けるとかキャラクターが良いなどの評価が高まっていって、今でも歴代FFランキング投票があればほぼほぼ1位を取るゲームです。

ぼく自身、FFって作品ごとの個性が強いのでランキングをつけるのは好きではないんですけど、確かに1位を獲得するゲームバランスの良さ、楽しみやすさだと思いました。

ゲームだけど物語を読むような、その世界に入っていくような気分になれる繰り返し何度もプレーしたくなるRPGです。

FF10の世界に感情移入しやすい理由

序盤のストーリーを少しだけ紹介します。

主人公ティーダはザナルカンドという大都市でブリッツボール(水の中でやるサッカーみたいなオリジナルスポーツ)のエースです。
この主人公がいきなり魔物に襲われるところからストーリーが始まります。

そのときアーロンという仲間に「これはお前の物語だ」とよく分からないセリフを言われ、大きなモンスター「シン」に襲われてティーダは異世界「スピラ」に飛ばされるというのがこの物語の冒頭です。

ティーダは意味も分からず見知らぬ場所に飛ばされ、その世界「スピラ」にいる世界の脅威「シン」と、シンを倒そうとする召喚士ユウナ一行と旅することになります。

ここまでだとありがちなファンタジーの展開なんですけど、ティーダはスピラのことを何も知らず、よく分からないままユウナを助ける旅に出ます。
プレイヤーもこの世界のことは何も知らないわけで、ティーダと共にこのスピラの謎だったりスピラに渦巻く暗い現実みたいなものを徐々に気づかされていくわけです。

何も知らないティーダが徐々にスピラの世界に潜り込むと同時に、プレイヤー自身もスピラの闇に触れていき色々と考えさせられるところがFF10が感情移入しやすい理由だと思います。

基本は一本道で迷いにくくストーリーに集中できる

FF10の魅力としてシンプルで分かりやすいゲームシステムっていうのがあると思います。
複雑なゲームシステムはやりこみ要素という意味で楽しみは増えますけど、あまり複雑すぎると頭を使いすぎたり攻略サイトありきでプレーを進めないと途中で行き詰ったり、重要な要素を見落としたりします。

FF10は古いゲームだからっていうのもあるんですけど、シンプルなRPGでストーリーも一本道で迷うことがないです。

RPGというと町を行ったりきたり、移動して鍵となるアイテムを探したりとか人探しをするような「おつかい」的な要素がありますが、FF10はルートが決まっているので「次にどこ行けばいんだ」的なことがありません。

そのシンプルさが普段ゲームしない人にも愛される理由かもしれません。

スフィア盤というシンプルかつ個性が出る育成システム

FF10の育成システムは「スフィア盤」というシンプルかつ自由度のあるシステムです。

スフィア盤はスゴロク盤のように一マスずつ進めながらキャラクターを強化します。
たとえばユウナなら白魔法(回復魔法系)が多く配置された場所からスタートしますが、途中で黒魔法(攻撃魔法)が多く配置されたルートに移動することも可能です。

スフィア盤の進め方によって手に入る魔法やアビリティが変わってくるので、例えばスピードを上げるヘイストだったり、状態以上を回復するエスナなどを誰がどのタイミングで手に入れるかなど、考えながら育成していきます。

このゲームは状態異常が終盤になってキツくなってくるゲームなので、そのあたりも考慮しながら育成することになってきます。

ちなみに経験値をためれば、極端な話で言うとほとんどのスフィア盤を埋めることもできるので、時間さえかければどんな育成でもできるので、最近のゲームにありがちな「取り返しのつかない育成」みたいなのは起こらないと思ってもらって大丈夫です。

なので初回は攻略サイトを見ずに、あえて自由気ままにプレーするのもいいかもしれません。

FFシリーズ特有の「死を乗り越える」ストーリー

ネタバレなしで書くのでちょっと曖昧な紹介になりますが、少しだけFF10の「死」をめぐる話について紹介します。

FFと言えば「死」をめぐるストーリーで、FFファンの方はご存知かと思いますがプロデューサーの坂口博信氏が火災で母親を亡くしたという経験が影響していると言われています。
「人の死を悲しむのではなく、それを乗り越える強さを持つことが大事」という言葉を残されていますが、このFF10もその「死を乗り越える」について考えられるストーリーです。

先ほども冒頭のストーリーの話をしましたけど、シンという大型モンスターに襲われますが、街ごと飲み込むような強大なパワーを持っていて「いやもうこれどうしようもないやん」ってぐらい圧倒的にやられます。

スピラに飛ばされた後の世界では、人々がシンの恐怖に怯え続けていて、安息を求めるために「エボン教」という宗教の教えに従います。
「エボン教」の教えによるとシンは機械に頼って堕落していた人間の罪で、スピラの人々がその罪を償い続けることでシンがいつか消えるという話。
そしてその「エボン教」の教えに従って、召喚士として旅を始めるのがユウナ達で、ティーダはエボンの教えなど何も知らないまま一緒に旅にでます。
ティーダはユウナ達の覚悟なんて何も知らなくて、徐々にユウナ達の覚悟を思い知っていくわけです。

シンという恐怖は、いま世界中を襲っている新型コロナの恐怖に似ている気がします。
どの対策が正解かは分からない。
ただ少しでも早く終息することを祈りながら、そしてその恐怖に打ち勝つヒーローが現れることを待ち続ける。

不安、恐怖、急に襲いかかってきて自分や家族がいつ死んでもおかしくないという状況。
そんな世界中の人たちを救うべく、そんな人たちの思いを背負って命をかけて戦うユウナたち。

2020年の今だからこそ考えさせられるストーリーだなと思いました。

古いゲームだけどリマスターでプレーしやすくなった

2002年のゲームということでゲームシステムなども古さは感じるかもしれません。
最近のゲームは自由度が高いものが多く、FF10はシンプルすぎるように感じるかもしれません。

でもHDリマスターのおかげで今プレーしても気にならないぐらいグラフィックは綺麗になり、また何度でもプレーしたくなる奥深いストーリーは初見プレーの人でも心を打つはず。

Nintendo Swich版だと携帯モードで遊べるのもすばらしいなと思います。

FFシリーズ好き、気になっていたけどずっとプレーする機会が無かったという方。
クリア時間も40時間程度とちょうどいい長さなので、ぜひHDリマスター版プレーしていただきたいです。

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