スクウェア・エニックスが2018年に発売予定のNintendo Switch用ソフト『project OCTOPATH TRAVELER(プロジェクト オクトパストラベラー)』
はじめて情報を見たときは「ロマサガやん」が感想でした。
フリーシナリオの自由度もそうだし、8人の中から主人公を選べてそれぞれのストーリーを楽しめるし。
体験版では8人のうち2人を試しプレーできるということで踊り子のプリムロゼを選んでプレーしてみました。
Contents
オクトパストラベラーの前にロマンシングサガの話
スーファミ世代ならお馴染みのRPG『ロマンシングサガシリーズ』
当時はまだスクウェアとエニックスが別会社で、同級生はスクウェア派とエニックス派に分かれてよくゲームや話をしてました。
スクウェアはゲームボーイ用RPGとして『サガ』というRPGシリーズを出してたんですが、スーファミ用として出した新作が『ロマンシングサガ』です。
今までのRPGと違って主人公は複数いるわ、どこに行ってもいいわ、なおかつ雑魚が強くて油断したらすぐ死ぬわ、適当に進めたらもうクリアできない状態(いわゆる詰み)になるわで中々の斬新さでした。
ゲームオーバーになっても主人公変えて再プレーしたり違うルートで話進めたりできるので、再プレーが苦じゃない。
1も2も3もそれぞれ世界観やゲームシステムが違ってめちゃくちゃ長く遊べました。
今でもバーチャルコンソールやアプリでプレーできるので興味ある人はぜひプレーを。
踊り子プリムロゼの重たいストーリー
貴族の令嬢だったプリムロゼは子供の頃に親を目の前で殺されます。
手がかりは犯人にあったカラスの刺青。
その手がかりを元に仇を取るべく、歓楽街で踊り子として情報を集めます。
支配人との会話見てたら完全に体も弄ばれてる感じしてなかなか闇を感じる展開。
踊り子とは書いてるけど、たぶん夜の仕事ってことなのかと。
その後、カラスの刺青が入った男を見つけてストーリーが進んでいきます。
キャラ固有の特殊能力。プリムロゼは『誘惑』
オクトパストラベラーの面白いところはキャラごとに特殊能力があるところで、プリムロゼは『誘惑』という能力を使って街中の人を仲間に無理やり引き込むことができます。
誘惑する前にどの程度の強さか分かるんですけど、適当に話しかけたじいちゃんがめちゃ強くて「このじいちゃん若い時になんかやってたに違いない」みたいな脳内ストーリーも。
戦闘シーンの歯ごたえも楽しい
最近のRPGはボタン連打してるだけで進めたり、AIが勝手に戦ってくれたりと便利なものが多いです。
でもこのオクトパストラベラーは昔のRPGのように、雑魚戦でも頭を使いながら戦う感じ。
ダンジョンを進めるときはSP(マジックポイント的なもの)の残量も気にしつつ攻撃を選ぶこの感じ、昔ハマったRPG感あっていい感じ。
死ぬと即ゲームオーバーっていう緊張感もいいですよね。
ただこの辺の感覚ってスーファミ世代のRPG好きには懐かしい感じするしみんな好きだと思うんですが、最近の世代の人はどんな風に感じるのかな、と。
ファミコンやスーファミのゲームって容量不足を埋めるためにゲームの難易度上げてなかなか進ませないようにしてるところがありました。
それも面白さだし、攻略法見つけて進められた時の感覚ってこの世代のゲームならではなんですよね。
新しい感覚のドット絵
マップのドット絵も綺麗なんですが、戦闘シーンの敵キャラのドット絵もたまらん感じ。
スクウェアと言えばドット絵が神がかっててスーファミ後期の作品になるとあまりの綺麗さに感動しまくりでした。
オクトパストラベラーはそのスクウェアのドット絵の流れを汲んだ感じ。
スーファミRPGのアプリ移植のときってドット絵じゃなくなることがよくあるじゃないですか。
いややっぱりドット絵ならではの綺麗さってあるんですよ。
LINEスタンプでも「なんで書き下ろしなんや!ドット絵そのまま使ってくれや!」って思うこと多々。
オクトパストラベラーはその欲求を見事に満たしてくれる美麗ドット絵ですよ。
懸念はブレイブリーデフォルトや光の4戦士のようにならないか
ただ、スクエニが懐古的なRPGに挑戦したことは過去にもありました。
ブレイブリーデフォルトや光の4戦士などです。
スーファミ時代のRPGのシステムを組みつつ、懐かしさと新しさを感じる期待大のゲームでした。
でもブレイブリーデフォルトはFFとの差別化でストーリーに強引なところがあり(◯◯◯◯のあの展開なんやねんほんま)、光の4戦士はレトロと言えばいいけれども作り込みの甘さが目立ちました。
古い雰囲気を活かしつつ、新しいものを作るのは本当にバランス感覚が難しいんだと思います。
「これならバーチャルコンソールでロマサガとかFFやるわ」
そうならないよう販売までしっかり作り込んでくれたら、スーファミ世代のRPG好きの欲求を満たすゲームになるんじゃないでしょうか。
僕は期待してます。
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