ドラクエビルダーズの一コマ。
このゲームはドラクエ1の勇者が竜王の悪魔の誘いの乗ってしまったことで世界が闇に閉ざされたというストーリー。
主人公のビルダーは「創造する力」を持っていて家を作ったり、物を作ったり、食べ物を作ったり、武器を作ったりすることができる。
そんなビルダーはこんなセリフを言われる。
「かつてはこの世界は素晴らしく美しかった」
「しかし今や全ては破壊され、人々はほろびを待つ無力な存在になってしまった」
「だから空の闇を晴らし、美しい世界を復活させてくれ」
「お前が使命や役割なるものを急に押しつけられてとまどう気持ちはわかる」
「だがな…目の前の友が困っていたら、お前にそれを助ける力があったらどうだ?」
「世界の復活や救済など考えずともよい。ただ、自分の目の前のものを救うのだ」
「目の前の友が困っていたら、お前にそれを助ける力があったらどうだ?」の質問。
そう言われたら「助ける」と多くの人が答えるはずだ。
じゃあ、なぜ友達が困っていたら、そして自分にその力があったら「助ける」って答えるんだろうか。
それは自分に力があることを実感するためだ。
その力は天性のものかもしれないし、努力で身に着けたものかもしれない。
でもその友達に持っていない能力だから、その能力を使って助けようとする。
助けることで自分に能力があると実感する。
最初は小さな助けしかできないだろう。
まさに
「世界の復活や救済など考えずともよい。ただ、自分の目の前のものを救うのだ」
ということだ。
でも小さな「助け」を繰り返していると、今まで以上に自分に能力があることを、自分自身で認めることができるようになる。
自分を認めることができるようになると友達を信じることができるし、仲間だと思うことができるからこそ、その友達のために行動できるようになる。
友達のための行動は次の「助ける行動」に繋がり、さらに自分の能力を認めることができるようになってくる。
自分の力を認めることができると、もっと多くの友達を信じることができて、自分はもっと沢山の事ができるんだと気付くことができる。
そうなるともっと沢山の人のために行動することができるようになってくる。
「自分で自分の力を認めているから」より多くの人のために行動できるようになる。
「他人を信頼できるようになるから」より多くの人のために行動できるようになる。
目の前の友達を助けるという事は、自分の力を大きく膨らませる可能性を持っている。
最初は小さな助けでも、繰り返していくと空の闇を晴らし、美しい世界を復活させることができるんだ。
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