HUNTER×HUNTER12巻。
ヒソカの言葉に
「言わないんじゃなく、言えない」
っていう言葉がある。
僕はこの言葉がすごく好きで、相手が何を言ってきても遮断するパワーがある。
このシーンについて
「言わないんじゃなくて言えない
ボクがギリギリ言えるのはそこまでだ
それで納得できないのなら、ボクもボクを守るために戦わざるを得ないな」
このセリフはヒソカのハッタリのセリフだ。
ハンターハンターは念能力という人それぞれが持つ特殊な能力がテーマになった漫画。
ヒソカは「言わないんじゃなくて言えない」という言葉を使うことで「自分は念能力で攻撃されているから言えない状態にある」という印象をまわりに与えた。
ヒソカの思惑通りの展開となる。
ヒソカがマジシャンのようなキャラクターであり、ハッタリや相手を騙すというマジシャンのキャラクターが表に出たすばらしいシーンだ。
相手の言葉を遮断する時
仕事で「なんでしなかったんだ」と怒られるときがある。
僕はこう言う。
「しなかったんじゃなく、できなかったんです」
これは言いわけでもなんでもなく、その状況で様々な判断がある中で、結果的にはその選択を選んだほうが良かったんだろうけれども、実際はそれを選ぶことができなかったという意味で使う。
「することができなかった」まで言い切れば、向こうも無下に追撃できない。
それぐらい「しなかった」と「できなかった」では印象が異なる。
言い切れば相手は深読みするし、こちらの話を聞こうとしてくる。
もちろんそのあとの「できなかった理由」をどう伝えるか大事だし、それをミスると信用を失うわけだが。
ウソを言い切るヒソカの強さ
「○○しなかったんじゃなく、○○できなかった」
その表現は相手に有無を言わせないパワーがある。
先にも書いたがヒソカはハッタリとしてこの言葉を使った。
自分の意見を押し通すとき、ときにはハッタリも必要。
で、もしウソがばれそうになってもヒソカはこう言うだろう。
「言わないんじゃなく、言えない」
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