ついに出ました「タクティクスオウガ」のリメイク「タクティクスオウガ リボーン」が!
PSPで出たリメイク版の「タクティクスオウガ 運命の輪」をベースにしてグラフィックやサウンドをパワーアップさせたものだそうです。
PS5™/PS4®『タクティクスオウガ リボーン』が11月11日(金)発売!
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) August 9, 2022
タクティカルRPGの金字塔『タクティクスオウガ』が更なる進化を遂げ、今ここに新生! ストーリーやゲームプレイ、コレクターズエディションなどについてお届けします!
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タクティクスオウガは民族紛争をテーマにした深いストーリーと、当時では珍しかった高低差のあるマップでの戦略シミュレーションとして人気が出たゲームです。
ゲーム難易度も高くてやりごたえがあり、なおかつキャラクター達がそれぞれ立っていて名言も多くて何度もプレーしちゃうんですよね。
今までやったことある人は当然買うとして、今までタクティクスオウガを触ったことが無い人はぜひこの機会にプレーして欲しいです。
Contents
ストーリー
タクティクスオウガは民族紛争がテーマのストーリーです。
元になったのがユーゴスラビア紛争だと言われていまして、ユーゴスラビアは多数の民族がまとまった国家だったんですけど1991年に紛争が勃発して各民族が争う事態となりました。
タクティクスオウガはヴァレリア島という貿易の中継点になっていた島の話。
民族紛争を抑えていたドルガルア王が亡くなると、その後継を巡って貴族階級のバクラム人、人口の大半を占めるガルガスタン人、少数民族のウォルスタ人の三民族による内乱が起きました。
主人公はその少数民族ウォルスタ人のデニム。
ウォルスタ解放軍としてバクラムとガルガスタンに対してゲリラ活動を行います。
分岐点で変わる展開
タクティクスオウガは途中の選択肢によってルートが変わります。
ネタバレになるので深くは書きませんが、デニムにとって何が正義なのかを問われているようなそんな感じ。
いろんなルートに触れることでそれぞれの人間性だったりタクティクスオウガのストーリーの奥深さを楽しむことができるので、最終的には全ルートを遊びたくなります。
高低差のあるマップがおもしろさを生み出した
最近のシミュレーションゲームでは高低差があるマップは普通にありますけど、当時は珍しくて(少なくともぼくは初めて)その魅力にとりつかれました。
例えば弓であれば高所が完全に有利で、高い位置に陣取って弓を打つと遠くまで飛びますけど、下から上に向かって打つと届かないんです。
また、隣に敵が居ても高さが合わなければ剣が届かず攻撃できないなんてことも。
山なり軌道の弓なら届くけど、一直線に飛ぶ銃だと当たらないとかそんなのもありました。
動きの重い前線クラスだと1段しか高さを登れなかったり、ニンジャのような軽いクラスであれば高いところもどんどん昇れて高い位置にいる敵を襲撃できたりなど、高低差のあるマップが戦略性の深さを生んでいました。
有翼人のカノープスに弓を持たせて高い位置から攻撃しまくるのが強かった。
マップごとにメンバーで戦うかを考えるのも楽しかったです。
タクティクスオウガリボーンの変更点
オリジナルのタクティクスオウガのイメージはそのままに、ドット絵の風合いを活かしながらグラフィックが向上しています。
サウンド面も良くなっていて、BGMは生演奏を再レコーディングなんだそうです。
さらにフルボイス対応で臨場感もアップ。
また、タクティクスオウガと言えばオリジナル版はレベル上げが面倒なところがあったんですけど、ユニットごとにレベルを管理するシステムに変更することでシンプルに楽しめるようになったそうです。
オリジナル版は味方ユニットのレベル上げがちょっと面倒で、味方にレベル差が生まれたらすぐ調整を繰り返してたんですけどこのシステムならメインストーリーに集中できそう。
ユーザーインターフェイス周りも調整されていて、より遊びやすくなっているそうです。
「この世に“公平”なんて言葉はない。人は生まれつき“不公平”なのだ。」
バトル面も面白いけれども、タクティクスオウガの魅力は人間模様の深さを表すような名言の数々にあると思います。
民族紛争っていう日本人にはあまり馴染みが無いテーマでありつつ、言葉のひとつひとつが胸に残っていきます。
「僕は理想のために、その手を汚すことができるのか……?」
主人公デニムの言葉。
正義とは何か、理想を貫くために何を犠牲にできるのかっていう話。
紛争中の「手を汚す」という言葉は重い。
「この世に“公平”なんて言葉はない。人は生まれつき“不公平”なのだ。」
司祭ブランタの言葉。
ぼくがタクティクスオウガをはじめてプレーした子どもの頃は、人はみんな公平じゃないとだめって思っていたけど、完全な公平は本当に難しい。
年齢を重ねてきて思います。
「不満をこぼしたいからこそ、弱者の立場に身を置く。彼らは望んで“弱者”になるのだよ」
暗黒騎士団ランスロットの言葉。
最初の「その手を汚すことができるのか」とも繋がっている感じがする。
弱者は手を汚したくないし、辛いことをしたくないから気が付かない間に弱者を選んでいる感じがする。
弱い立場でいれば上に文句を好きなだけぶつけられるし。
逆にランスロットは不満をぶつけられる覚悟の元で前線で戦ってるんだろうなって。
などなど、語り出したらキリがないので続きはぜひプレーして楽しんでください。
タクティクスオウガリボーンの登場で、新たなタクティクスオウガファンが増えたらいいな。