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【タクティクスオウガ】「よく聞いてくれ…。これから町の住人を一人残らず殺すんだ。」の選択肢に思う

タクティクスオウガの有名な選択肢。

「よく聞いてくれ…。これから町の住人を一人残らず殺すんだ。」

有名なのでタクティクスオウガをプレーしたことがない人も知っているかもしれません。

普通に考えたら人を殺めるという選択肢を取る人はいません。
でも『人を殺める』ではなく、バレにくい不正やルール違反だったらどうでしょうか。

あなたは現実に手を汚す選択肢を迫られた時どうしますか?

タクティクスオウガのこのシーンのおさらい

タクティクスオウガのストーリーはヴァレリア島という島の民族紛争の話です。
ヴァレリア島には3つの民族が居て、主人公デニムは被差別民族のウォルスタ人です。
残り2つのガルガスタン人とバクラム人に勢力で負けていて、特にガルガスタン人には収容所で強制労働をさせられるなど厳しい迫害を受けています。

デニム一行は強制労働させられていたウォルスタ人5000人を解放し、武装奮起させて形勢を変えようとしました。
でも収容されてたウォルスタ人は反抗しなければ虐げられることもないという考えから「現状維持」を掲げて武装蜂起を拒否。

そこで起こったのがこの選択肢です。

そのとき、おまえはガルガスタンを装い、住人を一人残らず殺すのだ。

よいか、ガルガスタンとの戦いに勝つには、これまで以上に我々、ウォルスタの団結が必要なのだ。

バルマムッサがガルガスタンによって滅ぼされたとあれば、他の自治区にいる同胞は否応もなく戦わざるを得まい。

…したがってくれるな?こうしなければウォルスタに明日はないッ!

ウォルスタ人指導者であるロンウェー公爵はガルガスタン人に虐殺の濡れ衣を着せて、残ったウォルスタ人を奮起させようとしたわけです。

ロンウェー公爵の目的は

人は『目的』で行動します。
ロンウェー公爵の目的はウォルスタ人の覇権であって、今この場にいるウォルスタ人自体ではなかったという事でしょう。
矛盾してると思いますが、ウォルスタ人の未来のために戦うために、戦わない人間を切り捨てたって事です。

同族を切り捨てる選択をしたロンウェー公爵には力がなかった

ただ、みんな思うと思いますけど『人を殺める』という選択肢は究極です。
説得する、奮起させる、はたまた戦う意思のない彼らはそのままに今の者達だけでも戦い続ける。
こういう選択肢もあったはず。

道徳に沿った選択をしなかったのは、ロンウェー公爵はそれらの選択肢を選ぶ自信や勇気がなかったからです。

あなたは自分の手を汚す選択肢を迫られた時に断れるか?

コンフィデンスマンJP』というドラマで食品偽装に気付いてしまったサラリーマンの話があります。
国産と書かれたパッケージ。
でもサラリーマンは外国産のものを使っている事を知っていたので社長に物言いしに行きます。
しかし社長からは職を失う覚悟で告発をするのか?と言われ、サラリーマンは葛藤に苛まれます。
このサラリーマンには家族が居て、自分が職を失うということは家族の未来を失う可能性があると思ったからです。

でも実際のところ、道徳的な視点で見たら食品偽造なんて許されるわけがありません。
仮にそれを見逃したところで家族たちに胸を張れるのかって言う話になります。

このサラリーマンに持っていなかったものはロンウェー公爵と同じく自信や勇気。
つまり食品偽造を示唆した社長と戦うための勇気だったり、そのあとこの会社を立て直す自信、または他の会社でやっていく自信が足りなかったので葛藤に苛まれたわけです。

手を汚す選択肢を断るために必要なのは自信、勇気、そして実力

馬鹿なことはやめるんだッ!罪もない人々を殺して何が大儀だッ!

もし現実に手を汚す選択肢を突き付けられたとき、もし断った時に自分や仲間や家族に被害が及ぶとなったらあなたはどんな回答をするでしょうか。
道徳的に正しい選択をしたいけれども、自分には自信や勇気が無い。
そうなったら手を汚す選択肢をするかもしれません。

でも、もしその選択肢を選びたくないとすればその選択肢を突き付けられる前にあなたには実力をつける必要があります。
そして実力と同時に自信や勇気を持つ必要があります。

あなたは現実に手を汚す選択肢を迫られた時どうしますか?
また、手を汚す選択肢を迫られる前にできることはなんですか?

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