みっきぃ(@iwtpg)です。
FIFA21で使う人が増えてきているフォーメーション「4-4-2」戦い方について解説します。
サッカーでは442ってオーソドックスな形なんですけど、FIFAシリーズでは433など1トップの形が主流です。
でも今作FIFA21では442を使うプレイヤーも増えていて、先日行われた鹿島アントラーズのイベント「鹿マッチ」でもプロゲーマーのスレッジさんが442を使用していました。
442を試してみたいという方は、433から変化をつけたい方であるとか、実際のサッカーを見て442のほうがバランスが良さそうとかそういう思いがあるんじゃないでしょうか。
もしくは対戦相手が442を使ってきて、その対応に手を焼いたとか。
この記事ではそんなあなたのために、442の長所や短所、攻め方や守り方、選手選びから戦術設定までまとめて紹介をします。
ぼく個人的には442ってオーソドックスな陣形だからこそこれで強いチームはかっこいいなって思っているし、442は守備が安定しやすいのでディフェンスしていても楽しいんですよね。
3バックへの可変、3トップへの可変などもやりやすく、負けているときは4トップに変えて猛攻という流れも作れます。
STが2枚になっているのでシュート力が高い選手を前に2枚置けるというところも強みです。
使っていて面白いフォーメーションなので、ぜひ一度は試してほしいです。
Contents
4-4-2のおすすめ設定
まずは442のおすすめ設定から紹介します。
- フォーメーション「4-4-2(2)」
- ST:裏に抜けるorミックスアタック、前線に張る
- サイドMF:PA内でクロスに合わせる
- CDM:パスコースを切る、攻撃時に上がらない、中央をカバー
- SB:攻撃時に上がらない
442の攻撃時の特徴としてSTが2枚いることが挙げられます。
この2枚をどう使って攻撃するかがポイントになります。
ST1枚は「裏に抜ける」設定にしておきます。
STへの裏に抜けるパス1本で点を取れればベストですけど、パスが通らなくても相手CBを下げさせる効果が生まれ、もう1枚のSTが動くスペースだったり、中盤の選手が動くスペースが生まれます。
2枚のうちの最低1人はこの動きをさせておいたほうが、中盤で他の選手も動きやすくなります。
ST2枚とも裏を抜けるやり方だとパスコースが2つに増える半面、トップ下が居ないのでパスを出せないときはボランチもしくはサイドハーフに預ける形に。
この辺りは好みなので、STもう1枚を「ミックスアタック」にしたり「フォルス9」で中盤に下がりやすくするなどして、中盤での組み立てに参加させても面白いです。
サイドMFは「PA内でクロスに合わせる」にしておくと、例えば右サイドで組み立ててる時は左サイドの選手がPA内に入ってくれたりで攻撃に厚みがでます。
中に入って欲しくないシーン(サイドチェンジで揺さぶりたい時、横幅を広げてポジショニングさせたい時)は、十字キー戦術の「サイドライン固定」を設定すれば、試合の流れの中でサイドハーフを中に入らないように指示することができます。
CDMやSBの設定については守備を安定させる定番の設定ですね。
他のフォーメーションでも似たような設定だと思います。
4-4-2の選手の選び方
まずSTですが、少なくとも1枚はスピードがある選手やドリブル能力の高い選手です。
裏抜けを狙ったりスキルムーブを使った個の力で突破したりボールキープしたりする選手を用意します。
STのもう1枚も同じタイプの選手を用意すれば、ST2枚だけで突破を狙いやすくなりますしカウンター主体のプレーであれば特徴が出やすいです。
もし他のタイプを置くとすればフォルス9で下がったプレーができるパスの上手い選手、もしくはFIFA21はクロスからの得点も狙いやすくなってるので背の高い選手です。
背の高い選手を置けば今作はコーナーでも点を取りやすくなっているから、セットプレーの得点源になりますね。
サイドの選手は定番ですがスピードのある選手。
CDMは守備力のある選手を2枚置くほうが守備が安定してぼくは好みなんですけど、パスやドリブルで前にボールを運べるCMを置くと攻撃に厚みがでます。
433と違って中盤の枚数が3枚から2枚になってしまうので、ぼくは守備力のあるCDMがいいかなあと思ってます。
SBやCBの選手選びは442に限らずある程度はスピードがある選手を。
SBはPACが最低85は欲しく、できれば90は無いと相手WGにスピードある選手を置かれたときに裏抜け一本で失点してしまいます。
CBも最低はPAC70は欲しいところです。
4-4-2の攻撃パターン
ここからは442の攻撃パターンを紹介していきます。
FIFAでよく使われる433との違いも含めて紹介していきます。
2トップだけで突破してしまう
まず試していただきたいのが中央のST2枚だけでドリブルやワンツーだけで突破してしまうやり方です。
1トップ、つまりST1枚だと相手ディフェンスを抜き切るのは難易度が上がりますが、ST2枚ならパスの選択肢を使えるのでドリブルも効いてきます。
特にカウンター時は1枚が裏抜けを狙いながら、もう一枚がドリブルで縦に突破するなど、相手は戻りながらの守備になるので切り裂きやすいです。
3トップだとウイングがサイドにいることが多いですが、2トップであれば中央に2枚いるので怖さを作ることができます。
もし2枚だけで点が取れる相手であれば、他の選手は守備に回せますね。
2トップでポストプレーする
ボランチからの縦パスや、サイドハーフやサイドバックからの斜めのパスでSTにボールを入れるパターンです。
いわゆるポストプレーというやつ。
STは後ろ向きでいいからボールを足元に収め、ボールキープしている間に周りの選手に上がってもらいます。
1トップと違ってそばにもう1枚STがいるのがポイントで、1トップだと孤立してボールロストしやすいんですけど、ST2枚だとボールをすぐに渡せる選手がそばにいるので前線でキープしやすくなります。
ボールキープした後は上がってきたボランチに出したり、サイドハーフに縦に突破してもらってそこに出すというパターンがあります。
ボランチに出した後はST2枚がボールを受ける側になって裏を狙ったり、サイドハーフに出した後はクロスをあげてST2枚がターゲットになったりです。
ST1枚で守備2枚をひきつけ、もう1枚のSTで1vs1を突破する
基本的にサッカーの守備というのは守備側が1枚余るような形が多いです。
例えばアタッカーが1枚なら守備は2枚で対応しますし、アタッカー2枚であれば守備は3枚で対応します。
これは攻撃と守備を同数にしつつ、守備1枚がカバーリングというポジションを取るからなんですね。
じゃあこれをどうやって突破するかっていうと、ST1枚が2枚をひきつけてしまうわけです。
そうなるともう1枚のSTは1vs1の状況になりますので、あとはドリブルで勝負を仕掛けてしまいます。
サッカーは流れが臨機応変に変わるので、簡単に「2vs3」の状況は作れないかもしれませんが「1枚で守備2枚をひきつける」ことができるシーンっていうのはすごく多いです。
これを繰り返すことで相手の守備は崩れやすくなり、1vs1のシーンだったりフリーの選手を生み出すことができます。
1vs1になったらこういうスキルムーブで突破するとか、こういうドリブルで仕掛けるみたいな練習を普段からしておくといいですよ。
いわゆる「勝負所」を作ることで、攻撃の必勝パターンを生み出せます。
毎回抜けなくても「1vs1を作られたらやばい」って思わせたら心理的にこっちが優位に立てますね。
4-4-2の守備
442時の守備も紹介します。
442は守備をしやすい形で、欧州のトップチームでもボール非保持時は442に切り替えたりします。
守備の基本を学べる形でもあります。
最終ライン4枚と中盤4枚でゾーンを敷く
442守備の基本は最終ライン4枚と中盤4枚で守備ゾーンを作る形です。
4と4の均等に並んだ守備の形は中央突破されにくく、1枚がはがされても周りの選手がすぐそばにいるのでフォローしやすいのです。
コツは相手に食いつきすぎないこと。
例えばボランチがボールホルダーに食いつきすぎると、中盤に穴が開いてしまい、そこを使われて守備にズレが生じます。
ブロックを作りながら徐々にラインを上げていき、相手を窒息させるようにパスコースを切っていく形です。
そしてパスカットを狙ったり、ゾーンに侵入してきたボールホルダーを複数枚で囲んで奪い切ります。
442で守備が上手くいかない人はボールホルダーに食いつきすぎなことが多いです。
そのせいで守備が徐々にズレていって、気が付くと中央で1vs1を作られたり、2列目から上がってきた選手がフリーで抜けていくようなそんなパターンです。
「選手切り替え」を使ってパスコースを切りながら間合いを詰める
442に限らないのですが、守備をするときはパスコースを切るようにして間合いを詰めます。
例えば相手ボランチがボールを持っていて、FWへのパスを狙っているとします。
そのパスコースに立つよう位置取りしつつ、間合いを詰めていきます。
こうすることで相手はパスコースが無く、ドリブルでパスコースを作ろうとするか、横や後ろへの逃げのパスを選択することになります。
これを繰り返すことで相手の攻撃をシャットダウンしたり、無理やり通そうとしてきたパスをカットしてしまうわけです。
パスコースを切るときは選手切り替えが重要で、
- L1→選手切り替え
- R+方向指示→選手切り替え(マニュアル)
を使いながら微調整してパスコースをどんどんと切り替えていきます。
ぼくがFIFAをプレーし始めたときは、この選手切り替えのマニュアルディフェンスが上手くいかなくてどんどんとパスを回されてました。
パスコースを切るっていうサッカーの守備のセオリーは知っていても、操作が追いつかなかったっていうw
442の守備に限らず、例えばプレスでハメにいくときもパスコースを切りながら相手選手にどんどん詰めていくやり方になります。
選手切り替えは数をこなすことでスムーズに切り替えできるようになってくるので、継続してチャレンジしてみてください。
2トップで縦パスのコースを切る
2トップの守備で大事なのが、相手CBがボールを持った時にボランチへのパスコースをしっかりと切ることです。
つまりCBの縦パスのコースにしっかりポジショニングすること。
これが出来るようになると相手はビルドアップしにくくなり、高い位置にボールを運びづらくなります。
そうなれば攻撃を受けにくくなるし、もし2トップが縦パスをカットできればそのまま高い位置からのカウンターで一気に得点を狙えます。
1トップだとパスコースを制限しにくいんですけど、2トップだと2枚いるからコースを切りやすいんですよね。
相手にビルドアップしにくい印象を与えてしまえば攻守において有利になります。
2トップを前に残すか、守備で下げさせるか
相手がボールを保持しているときSTを守備に参加させるかです。
相手がCBでボールを回しているときはボランチへの縦パスのコースを切る動きをしますが、中盤までボールが入った後はどこまで守備させるかという話です。
もし2トップを使ったカウンターで怖さを見せたいのであれば守備で戻らせず、前線に張らせたほうが攻撃しやすいです。
もし相手ボランチぐらいはプレッシャーを与えたいのであれば、ST1枚は選手切り替えを使ってプレッシャーに行くのもお勧め。
STに守備をさせることでボールホルダーを前後から挟みやすくなります。
ST2枚とも守備をさせるのであれば十字キー戦術の「ストライカーのリトリート」を選べば、2枚とも戻りやすくなります。
ただ2枚とも戻ってしまうと攻撃に移るときに前の人数が足りなくなるので、リードしている終盤ぐらいにしたほうがいいと思います。
基本的にはST1枚を守備させるのがバランスがいいと思いますが、試合の流れの中で変わりますので「ST前線2枚残し」「1枚だけ守備参加」「2枚ともリトリートで守備参加」の3パターンは試しておくのをお勧めします。
ボールサイドオーバーロードで中盤圧縮
十字キー戦術の「ボールサイドオーバーロード」はスタミナ消費が増えますけど、中央の守備が安定するのでめちゃくちゃ便利な守備戦術です。
実際のサッカーでは「中央圧縮」なんて言葉で表現されることが多いのですが、要は442の距離感をギュッと縮めてしまって間を通させないようにしちゃう守備のことです。
中央に人が集まるのでサイドにスペースが生まれやすかったり、圧縮したままボールがあるサイドにスライドするので逆サイドにスペースが生まれたりもするのですが「どうせフィニッシュは中央にボールが来るんだから中を締めておけばいい」っていう割り切った考えで守り切るやり方です。
このゲームでも中央をパスやドリブルで突破してこようとする相手にはものすごく有効で、特に試合終盤は確実に点を取るために中央突破を狙う人は多いです。
そんな時にこのボールサイドオーバーロードを使えば試合をクローズさせやすくなります。
他のフォーメーションでも有効ですけど442は選手配置のバランスが良いので、ボールサイドオーバーロードは攻守に渡って使いやすいなと思ってます。
ただスタミナの消費だけはご注意を。
最後に
というわけで4-4-2の戦い方について説明をしましたが、ポイントはやっぱり2トップです。
トップ下の選手がいないのでサイドからだったり、ボランチからFWにボールを入れてからの攻撃になります。
1トップと違って中央に2枚いるので、普段1トップばかり相手にしていると守備の受け渡しで違和感を感じるかもしれません。
相手が442で来たときは2トップをしっかりよく見て、ボランチに選手切り替えをしつつ守備の人数が少なくならないように気を付けてください。
442はオーソドックスな分、戦い方も幅広くできておもしろいんですよね。
実際のサッカーではボール非保持時に442になることも多いので、その守備を参考にしながら真似してみるのもおもしろいですよ。
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